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転校すれば不登校は改善されるは間違い?!その2つの理由とは。

こんにちは。不登校支援センター東京支部の羽根 千裕です。

環境を変えれば何とかなる!という気持ち

不登校の改善のために様々な取り組みをされている皆様の中には、環境を変えることで、状況改善を図ろうとされている方も多くいらっしゃるかと思います。

確かに、環境を変える事は心機一転になったり、新鮮さを与えてくれることもあるので、状況改善に良い効果をもたらすことも多くあります。

私の担当しているご家庭にも、転校という環境を変える事を機に、不登校の改善を目指された方々がいらっしゃいます。もちろん、カウンセリングの経過もあり、転校先で登校ができるようになった子どもも居ますが、初回面談の際に「転校はしたものの、不登校が改善されなかった」というお話もたくさん伺います。

では、なぜ不登校は転校により改善されなかったのでしょうか。

その要素は2つあります。

①【前向きな転校】なのか、嫌なことから【逃げたい転校】なのかという違い

【前向きな転校】とは、

  • やりたいことが次の環境にあるから転校したい
  • 転校したら○○という目標を達成したい

というような、次の環境で成し遂げたいことや、目標・目的がある場合です。

では、【逃げたい転校】とはどのようなものでしょうか。

  • あの学校は自分とは合っていない
  • 先生、同級生、先輩後輩がいやだった
  • そもそも自分は行きたかった環境ではない

等の、所属していた環境に観点がある場合です。

確かに、いじめなどの身体的・精神的苦痛による逃避は時には必要になるでしょう。ただ、今回の場合は、あくまで所属している環境に観点があるとお考えください。

皆さんの観点はどちらでしょうか。

両者共に、上手くいく、いかないの絶対があるわけではありませんが、環境の変化による改善では、後者の考え方が圧倒的に改善には及びません。

では、なぜ上手く行かないのかと言うのが、2つ目のお話です。

②転校が適切な対処ではなかった場合

どういうことかと言いますと、我々は、日々の生活の中で、様々なストレスを抱えています。その抱えたストレスを、運動や、趣味、発想の転換など、様々な手法を用いて、自分なりに対処し、社会生活を送っています。

このような、ストレスの対処能力を「コーピング能力」といいます。

子どもにとっての適切なコーピングとは何かと言いますと、それは人それぞれです。

  • 運動が好きな人は運動を。
  • 歌が好きな人はカラオケ。
  • 話すことが好きな人はおしゃべりをする・・・等。

何がふさわしいのか。どのような人なのか。それによって適切なコーピングは異なってくるのです。

不登校の改善のためには、その子にとってのコーピング能力を磨いていく必要があります。

そのために、

  • 学校でその子がどのようなストレスを感じ易いのか。
  • そのストレスにどのように対処していくことが重要なのか

と言うことを考え、取り組んでいく必要があります。

価値観の違い。

コーピングに正解はありません。

それは、皆さんのものの見方や考え方がそれぞれ違うように、親子であっても異なることが大半です。

親御さんから見て、「最善な方法があるのにな。」と考えられたとしても、子どもからみると、最善ではないこともあります。

その根本として、価値観の違いがあるのです。

そのため、カウンセリングやその子の心を見ていく心理検査などを行い、

  • その子がどのような価値観を持っているのか。
  • 今、その子にとって適切なコーピングは何か。

それを一緒に探っていくことがまずは大切なのです。

最後に・・・

転校をお考えの皆さんには、

  • その転校は前向きか、それとも後ろ向きなのか。
  • 転校がその子どものコーピングとして適切な対処となるのか。

上記について改めて考えてみていただきたいと思います。

その上で、我々カウンセラーからの知見などお話できればと思います。転校という手段をとろうか迷っていたり、子どもにとっての適切なコーピングが何か分からなないという方は、先ずは不登校支援センターへ相談にお越しくださいね。一緒に考えていきましょう。

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