不登校解決現場レポート子供の心理学

不登校のお子さんと良好な信頼関係を築くための方法②

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こんにちは。

不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。

さて前回は、高校生の女の子の事例を交えながら「信頼関係の構築」の話をお伝えさせて頂きました。
https://www.futoukou119.or.jp/blog/20240129/23667

B子さんの自己主張が増えてきて、関係性が少しずつ変化してきた、その後をお伝えしたいと思います。

自己主張の種類

自己主張が出始めてくると、様々な形でその時の気持ちや思いを表現してくれるようになります。

中には、

  • 返事をしない
  • 不機嫌な表情をする
  • 話したくない話題では黙る

といった、親御さんが対応に困る様な自己主張もでてくることがあります。

「もう!!“○○からは学校行く”って言ってたじゃない!!」【前編】

親御さんも、その時の気分や話題によって態度が180度変わるので、どの様に対応して良いのか分からず困惑されている様子でした。

対応を考える際には、「理由」ではなく「目的」で考えてみて


心理検査の結果を踏まえて一緒に検証した結果、B子さんは親を避けている、または困らせようとしている訳ではなく、上手な甘え方が分からず、ただ感情に訴えるしかなかったという事が分かってきました。

そこで親御さんと、B子さんが親御さんに「ちゃんと甘えられる」様になる為にはどうしたら良いのかを考えました。

なぜなら、「親に甘えられる」子どもは自分が受容されていると感じるため、
肯定的に他者とコミュニケーションを取る事が出来るようになるからです。

もし、お子さんが「どうしたら良いのか分からない」と訴えてきた時に、

  • 「じゃあ、こうしたら、ああしたら」というアドバイス提案
  • 「あなたはどうしたいの?」という質問や、
  • 「こっちの方が良いんじゃない?」といった誘導

といった対応をしていないか、まずは確認していきました。

こういった対応は、お子さんが自分自身で考えたり、選んだりする機会を減らしてしまうこともあるので、自分の気持ちや思いを言語化して伝えられるように、

  • 「冷静に考えられないほど辛いんだね」
  • 「何か不安に感じていることがあるみたいだね」
  • 「分からないことは一緒に考えてみよう」

と、気持ちに寄り添ってみたり

「学校に行って欲しいのではなく、あなたが辛い思いをしているのを見るのが心配なのよ」

と、親御さんの気持ちを伝えてみる事にしました。

そういった対応を続けてみたところ、B子さんの反応が変わったそうです。

「背中さすって」「足もんで」「ハグして」などのスキンシップを求めてくるや、

「自分はこう思っている。」「こうしたい。」と気持ちを言語化してくれることが増えてきて、

  • 返事をしない
  • 不機嫌な表情をする
  • 話したくない話題では黙る

といった態度が減ってきたのです。

また以前よりも穏やかな雰囲気学校の事や友達の事、勉強の事、将来の事など話す事が出来る様になりました。

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「親に甘えられる」「気持ちを分かろうとしてくれる」という安心感から、B子さんは自ら課題に取り組む姿勢をみせてくれるようになったのです。

その後のB子さんの様子

その間、カウンセリングに来てくれた際は、
「共通の話題が出来る友達ができて、楽しい!」 と話してくれました。

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まだクラスで過ごすと疲れてしまうので、1週間登校することを目標にはせず、

1週間の中でも2日程度休む日を設けながら登校していました。

定期試験も「受けない」という状態から、友達にノートを借りて自発的に勉強をして、テストを受ける事が出来ました。
受けてみると成績も思った以上に良かったようで、本人も満足した様子でした。

B子さんは、

「以前は、切羽詰まっている感じで

  • 宿題をやらなくちゃ
  • テストを受けなくちゃ
  • 良い点を取らなくちゃ
  • 教室の中では良い子にしていなくちゃ

など、色々考えてしまって余計に動けなくなってしまって辛かったけど、今はそんな風に考えることはなくて「やってみようかな」「分からなかったら、誰かに聞いてみよう」くらいに思って取り組めている。」

と振り返っていました。

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親だから・・・

親御さんだからこそ、やってあげられてしまうこと、察することができてしまうこと、があると思います。

これは、親御さんがお子さんの事を一生懸命みているからこそですし、「失敗させたくないな」「うまくやってほしいな」という想いがあるからかもしれませんね。

自我形成中の子どもたちは、誰にも頼らずに自分一人で解決出来る事は少ないので、親や周りの大人たちの「手助け」が必要なのはもちろんです。

ただ、「手助け」をやり過ぎてしまうと

  • 言わなくても分かってもらえる
  • 苦手なことは取り除いてもらえる
  • 嫌なことは代わりにやってもらえる

と思ってしまい、必要以上に自分から行動を起こさなくなってしまいます。

自主性を育くむために、お子さん自らが考えてみる、言葉にしてみる、チャレンジしてみる、機会を与えてあげてみてください。

驚くほどの成長をみせてくれることが多いですよ!

まずは、現状を一緒に整理する所から始めてみませんか。

不登校支援センターでは、不登校専門のカウンセラーがお話を伺っておりますので、
まずは初回無料面談にて、これまでのお話や、親御さんの想いをぜひお聞かせください。

今回は以上となります。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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