子供の心理学小学生の不登校

小学生の子どもへの接し方や教育の仕方で気を付けるポイントとは

皆さん、こんにちは。不登校支援センター福岡支部カウンセラーの永島です。

今回の記事では「小学生の子ども」に関する内容をお伝えしたいと思います。

なぜ「小学生の子ども」に重点を置いて今回お話させていただくかというと・・・
子どもの成長の過程において、小学生と中学生以降では大きく成長の性質が異なるため、子どもへの接し方や教育の仕方を変えていく必要があります。

子どもへの接し方や教育の仕方は、もちろん中学生以降であっても子どもの年齢や環境、または子どもの状態に応じて、変化させていかなければなりません。しかし、小学生という期間に関しては中学生以降の成長の性質と大きく異なる部分があるのです。そのため今回は、「小学生の子ども」に重点を置いてお話をさせていただきたいと思います。

子どもの変化・・・これって子どもの反抗期?!

不登校に限らず小学校4年生前後から、「大きく子どもが変化していると感じた」という話を親御さんからよく聞きます。これを『反抗期』という言葉で片付ける人もおりますが、実際は「反抗期」の一言で片づけられないケースも多いです。

この子どもの大きな変化の時期に、子どもに対して適切な対応を行うことで、それ以降の子どもの人格形成にも大きな影響を及ぼしていきます。(その理由については脳科学なども関係してくる考え方になるので、この場では割愛させていただきますね)

今回お伝えしたいことは・・・

『小学生という期間は特異な期間であり、その後にも大きな影響を及ぼす重要な期間である』ということを前提として、小学生の子どもへの接し方や教育の仕方で気を付けるポイントは何なのか』

ということです。

小学生の子どもへと接する時に気を付けるポイントとは?

小学生の子どもを育てるときに大事にしていただきたいのは、親御さんが『子どもが自分でできることと、できないことを把握すること』です。

しかし、これってとても難しいことなんです。なぜかというと、小学生の子どもの成長において、『昨日は難なくできていたのに、今日はできなくなった。』ということが多々あるからです。一度出来たからと言って、それが『子どもに身についたもの』と考えてしまうと、次に出来なかった時に「なんでできないの!?」というイラ立ちに繋がってしまうこともあります。

  • 「やればできるでしょ!」
  • 「この前はできたじゃない。」等

しなければならない事や出来る事を子どもに押し付けてしまうと、子どもは「できない自分」を演じることで親の期待を下げようとすることがあります。裏を返せば、「親の期待に応えたい」という思いが強いからこそ、「応えられる期待」を親が向けてくれるように本能的に振る舞いを変えていくようになるということです。

子どもが「できない自分を演じる」というのは、小学生の時は環境に適応できるように本能的に行っている振る舞いです。しかし、これが習慣づいてしまうと「できない自分を演じる」行動癖となってしまい、中学生以降に自分に自信を持たない言動をする性格になってしまうこともあります。

思考は言動になり
言動は習慣になり
習慣は性格になり
性格は運命になる

という言葉があります。自分に自信を持てず、消極的になってしまうこと自体が悪いことだと一概に言える訳ではありませんが、「子どもには、自分に自信が持てず消極的になって欲しくない」と願う親御さんもたくさんおられるかと思います。

小学生の子どもと接する時に大切になるポイントは・・・

出来るときの状態と出来ないときの状態などを含めた、子どもにとって「身についている」ことと、「身についていない」ことをしっかりと把握していくことになります。そして、それを把握した上で、「親として援助すること、子どもに自分で取り組ませること」をバランス良くしていくことです。

最後に

小学生だから、と親御さんとしては「自分でできるようになって欲しい」という期待がたくさんあるとは思います。しかし、一気になんでも自分でさせようとすると子どもにとっては大きなストレスになってしまいます。子どもが耐えられるだけのストレスにしつつ、かといってストレスフリーになり過ぎないように、バランス良く手を差し伸べられたらと思います。

しかし、「親として援助すること、子どもに自分で取り組ませること」のバランスを良くしていくにあたって『思い込み』の罠にはまってしまうケースもあります。親御さん自身「これで大丈夫なのかな?」と不安になることもあると思います。そんなときには過去に多くのご家庭に寄り添ってきた、不登校支援センターのカウンセラーに是非ご相談ください。

親御さんが「これで大丈夫!」と思えるように、全力でサポートしていきます。無料面談について詳しくはクリック不登校支援無料相談会について詳しくは

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