不登校解決現場レポート

いじわるなクイズからみえる、思い込みと不登校

新年あけましておめでとうございます。

不登校支援センター仙台支部の上原です。

皆様、年末年始は如何お過ごしだったでしょうか?有意義な時間が過ごせていれば幸いです。

さて年始といえど私の仕事は変わりません。不登校の改善のために出来ることをやってまいります。

今回のテーマは「いじわるなクイズ」です。

あまり耳にされたことはないかもしれません。最近カウンセリングの中でたまに子ども達とやっているのでご紹介したいと思います。

いじわるなクイズとは?

例題1)あなたはダイエットをしようと思っています。けれど絶対に運動はしたくないです。さてどうしたらいいでしょうか?

例えばですが、こんな問題だと皆さんスムーズに答えてくれます。食べる量を減らすとか、間食をなくす、とかそういう答えですね。

では、次のクイズはいかがでしょうか?

例題2)あなたは今とてもジュースが飲みたい。しかし家の中にジュースはありません。そして絶対に外に買いに行きたくもないです。さてどうしたらいいでしょうか?

少しいじわるになりました。子ども達に考えてもらうと頭を悩ませることが多かったです。

あなたならどうしますか?

子ども達が悩んだ末に出した答えの一部は

  • 誰かにジュースを買ってきてもらう
  • 我慢する
  • 水を飲んでごまかす

などでした。

そして、こんな風にクイズを出した後、少ししてから私は子ども達に問いかけます。

「さて、このクイズを通して考えてもらっていた事はなんでしょう?」

きょとんとする子もいます。すぐに察して、ニヤリとする子もいます。

あなたは如何でしょうか?

私はこのクイズを通して、何を考えてもらっていたのでしょうか。

固定概念からの脱出を

はい、大体の方は察しておられると思いますが・・・

私が考えてもらっていたのは「どうやって問題を解決するか」ということです。

  • 運動はしたくないけれど痩せたい。
  • 外に出たくないけれどジュースは買って来たい。
  • 叶えたい目的があり、でも叶えるための努力はしたくない・・・

そんな時、どうするのかを考えてもらっていたのです。

これって実は、不登校の状況にも当てはまることがあります。

  • 勉強したくないけど皆から遅れるのはいやだ。
  • 学校には行きたくないけど行かないとまずいから困る。
  • 他人と関わるのはいやだけど一人ぼっちはいやだ。
  • 親には放っておいて欲しいけど、自分の話はきいて欲しい。

もしかしたら思い当たることがあるかもしれません。

そのこと自体はよくあることです。私たちも仕事に行きたくないなーって思いながらも働いたり、掃除めんどうだなぁと感じながらもなんとかやったりしてますよね。

大切なのは嫌なことを何とかこなすために「どうやるのか考える」ということなんです。

実は私たちは固定概念に捉われやすく、思考の幅が狭まってしまうことがあります。

こんなお話があります

セブ島へ海外留学を考えている人がいました。でも留学するための費用がありません。さてどうしたらいいでしょう?

これをお聞きすると日本人は「誰かに借りる」とか「働いてお金をためる」という答えが返ってくることが多いです。※それがだめと言うわけではありません。念のため。

ですが、この時点で既に「留学にはお金がかかるからそれを用意しないといけない」という固定概念にはまっています。

お金が必要、と思っていればそれを工面する方向にしか頭を回せませんよね。でも実はこのお話は別に解決方法があって、この人は実質無料で留学してしまいました。

留学費用を実質無料にした、その解決方法とは・・・

色々な方法はあると思いますが、この人の場合はセブ島への留学生活をインターネットに公開してブログやユーチューブで発信することで、海外留学の宣伝をやる代わりに授業料を免除してもらっていました。

留学=お金が必要、という固定概念から抜け出して、自分の行動を対価に留学生活を得たんですね。

学校に関しても、似たようなことが起こる場合があります。

例えば、目的が「高校卒業の資格」だったとして、その方法は沢山ありますよね?

でも視野が狭まっていると「教室に行って授業を受ける」以外の方法が出てこなくなってしまうときがあるんです。そうなると教室で授業が受けられない限り卒業できず、諦めてしまい部屋に閉じこもる、なんてことがあります。

目的が高校を卒業することならば・・・

  • 教室で授業を受ける以外の方法はないのか?
  • そもそもそれはこの学校でなければ駄目なのか?
  • 何のために卒業をしたいのか?

色々と考えてみれば見えてくるものがあります。

しかし世の中には「こうすれば一番いい」と言われている常識のようなものがあります。

その常識があることで、他の方法を選ぶことが難しく感じて選べなかったり、最初から他の方法を思いつくことができなくなったりしてしまいます。

どれはとても勿体無いことだな、と私は感じています。

問題解決のために柔軟な考えを

奇抜な発想を持て、ということではありません。

「自分がしたいことのために、出来るやり方を考えましょう」ということです。そして考えるときに、固定概念に捉われていないかな、と自分に疑問を持てるといいなと思います。

この問題解決力とか対応力とか言われるようなものは、大人になってからもとても有効に使える能力です。

これが備わっている人とそうでない人では、働いていても全然違った評価や感情を受けることになるでしょう。あえて崩していえば「使える」人材は大体この力を持っています。

学生のうちにこの力を身に付ける練習が出来たら、その先はとっても安心ですね。

私たちが取り組んでいる問題も、今思っている方法以外の道があるかもしれません。

しかし「この方法しかない」と思い込んでしまうとその道は閉ざされてしまいます。それはとっても残念なお話ですよね。

是非柔軟な思考で色々な可能性を考えていきたいですね。

それではまた。

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