不登校解決現場レポート

カウンセリングで不登校は本当に改善されるの?

こんにちは。不登校支援センター仙台支部の上原です。

ゴールデンウィークも終わり、祝日のない日々が続いていますね。カレンダーを見ると次の祝日は7月15日の海の日までないそうです。そう考えると少し憂鬱になってしまうかもしれませんね。

 

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5月病や6月病など言われるように例年この時期には抑うつ的な症状を出す方が増えてきます。

不登校のご相談を受けることも増える時期ですね。

そこで今日は改めて、カウンセリングで不登校って治るの?という所について考えてみたいと思います。

不登校支援センターのカウンセリング

当センターの公式ホームページにもあるように、私たちは不登校の分野に特化した支援を行っています。

本人へのカウンセリングだけでなく、

  • 親御さんに対して子どもへの接し方に関するご相談をお受けしたり
  • 学校との関わり方について助言をさせて頂いたり
  • 学校の先生と連絡をとってお話させて頂いたり・・・

と多岐に渡ります。中心となるのは本人や親御さんと面接支援となりますが、そのやり方も様々です。

基本的には・・・

  1. まず子ども本人の状態を把握する
  2. そこから適切なアプローチを模索

そして親御へのご助言をさせて頂き、本人の自立、自律を促すためのアプローチを行います。

具体的にどんなことをしていくのか、というのは実際に初回無料面談(50分)でお聞き頂ければ幸いです。

ですが、親御さんにとって一番興味関心があるのは、カウンセリングの方法ではなく『本当にカウンセリングを受けることで良くなるの?』という点だと思います。

わたしはいつも言っているのですが、諦めずにやり続けていれば大体なんとかなります。

ただしやり続けていてもなんとかならない場合もあります。それはどんなパターンかと言いますと、

1.自分なりのやり方にこだわりすぎて助言を受け入れない
2.本人の状態を把握せずやり方にだけ意識を向けてしまう
3.軸がなく思いつきだけであれこれやってしまう
4.時間が解決してくれるだろうと放置してしまう etc・・・

色々あります。

簡単にまとめると、適切でないアプローチだけやっている状態ですね。

途中で諦めてしまう場合を除けば、適切なアプローチを続けていけば大体なんとかなります。

諦めてしまう方は結果が目に見える形で出るまで耐え切れず断念してしまうことが多いようにも感じます。継続的な支援を行う中で、状態が停滞する時期もありますので、気持ちがわかるだけに悩ましいですね。かといって、焦って結果を出そうとすれば逆効果になって悪化してしまうことも多々あります。なので支援者としては心苦しいところです。

親御さんと共に支援者側のケアもしながら進めて行くことが望ましいと考えています。

ここで一例をご紹介したいと思います。

とあるご家庭からの手紙

先日私が頂いたお手紙を紹介したいと思います。

こういったご連絡はよく頂きますが、やはり嬉しいものですね。

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上原先生

○○の母です。昨年はたいへんお世話になりました。

○○ですが、年明け3学期から1日も休まず学校に通い、無事○年生に進級することができました。

3学期は、いくつかの教科を除いては初めから授業も受けました。登校するだけでも上出来と思っていたので、嬉しい驚きでした。

長らく休んでいたため、登校して下校時刻まで学校にいるだけで疲れたと思いますが、「行ったら学校が楽しかったことを思い出した」と言って、早退することも一度もなく、元気に通い続けました。なかなか気持ちが向かなかったいくつかの教科は、自分で目標を立て、英語は2月の半ばから出席する、音楽は3月になったら出席する、と少しずつ克服していきました。

最後に残った体育は、3学期最後の2時間だけでしたが、ついに出席して授業を受け、本人にとっても自信になったようでした。

「出てみたらなんてことなかった。なんで今まで休んでたんだろうと思った」と言っていました。

春休み中は2週間、シアトルにホームステイに行ってきたのですが、自分が今まで勉強してきた英語で、困ることなくコミュニケーションがとれたことが本当に嬉しかったようで、帰国してからの様子が見違えるようです。

「自分のことは自分でする」と宣言して、宿題やその他勉強の計画も自分で立てて着々とすすめ、どうやって好きなレゴをやる時間や読書の時間を作ろうかというように、能動的に行動するようになりました。

上原先生には○○の話を聞いていただき、私共にも適切なアドバイスをいただいて、心から感謝しております。

○○が学校を休み始めた時は、これがいつまで続くのか、ひきこもりになったらどうしよう、と、私自身の不安でいっぱいになってしまっていました。でも、上原先生とお話させていただいて、子どもの気持ちに寄り添うことや、子どもの力を信じて子ども自身に考えさせることの大切さを教えていただいて、私が手や口を出しすぎて○○からいろんな力を奪っていたのだなと、今は思います。

今でも時々気まずい空気になったり喧嘩もしますが、時間をおいて、お互い話し合うことができるようになりました。こう言えば誤解しなかったね、とか、この次からはこうするね、というように仲直りできるようになり、とても嬉しく思っています。

まだ○年生で、これから成長していく途中で何が起こるかもわかりませんが、「つらかったら休んでOK、いろんな人の助けをかりて、元に戻ることはできる」という体験をしたことは、親子共々とても貴重だったと思っています。

○○はくまのプーさんの「”何もしない”は最高の何かにつながる」という言葉をとても気に入っています。あの時ゆっくり何にもしないで休んでよかったね、と心から思えるのはまだ先のことだと思いますが、休まなければ出会わなかった人、知らなかったこと、考えなかったことが、いつか○○の力になると思っています。

また上原先生にお話を聞いていただくことがあるかどうか、あったとしたら、成長の機会を与えられたと思って、お伺いすることを楽しみたいと思います。

本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。

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なんとかなった例の一つですね。

内容からも分かるように、子どもは意欲的に自発行動が取れるようになり、親御さんもそれを穏やかに支援できているようです。

当然ここに至るまでには紆余曲折がありましたが、それでも努力したことは結果に繋がると感じます。

諦めずに支援し続けること

私が1番お伝えしたいのは『諦めずにやり続けてください』ということです。

これはセンターに来てください、ということではありません。たとえ途中で来れなくなったり、また1度も来所されていない方へも私は同じことをお伝えします。

何故ならば、続ければ解決できるからです。

親御さんが諦めて放置してしまった場合、子どもが自分の力だけで解決できる例というのは残念ながら少ないと感じます。

もちろん支援の形として『あえて関わりを減らす』というやり方を取るときもありますが、それは放置とは意味が違います。どのような支援をすれば良いのかは、個人個人異なりますので、それを見極める必要がありますが、模索しながら継続して頂きたいと思います。

一時的に休むことがあっても構いません。支援する側だって人間です。

疲れてしまう、もう見たくない!考えたくない!と思うときだって絶対にあります。

なので休んでしまうことも必要な時間だと捉えています。

ただそれで、一度投げ出したからもう出来ない、と諦めないで欲しいのです。

何度でも言いますが、続けていればなんどかなります。

どんなやり方をしていけば良いのか迷ったときはご相談ください。

それを試しながら進んでいきましょう。私たちカウンセラーも日々勉強し、より良いやり方を模索しております。

そして、センターがある限りいつまでも協力いたします。

それではまた。

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