不登校解決現場レポート子供の心理学

ついに来たGW!連休明けに向けて、今できる備え

こんにちは。

東京支部の椎名愛理です。

GWが終わり、皆さん日常生活に戻ってまいりましたね。


私も5月前半に連休をいただき、休み明けに改めて出社すると
「あれ…なんだかいつもよりも疲れが…」なんてことがありました。

本日はこのGW明けにお子さんたちに見られるご様子や、
この時期のお子さんのお気持ちについてお話できればと思います。

ー誰もが苦手な長期休み明けー

先にお話ししたように、長期休み明けは大人も子どもも、
日常生活にリズムを戻すことが難しいものですね。

このリズムとは、例えば

生活のリズム(何時に起きて、何時に寝て、外出は大体この時間帯で等)
行動のリズム(朝起きて身支度をしたら、すぐに外出。学校では勉強をして、帰宅等)
気持ちのリズム(平日は学校があって気を張っているけれど、金曜日は時はなられた開放感があり、週末はリラックスする等)

などです。
リズムと言っても、色々な観点でのリズムがありますね。

休み中に出来上がったリズムを、休み明け初日に全て元に戻して、いざ学校モードに!
というのは中々難しいものです。

ー休み明けのお子さんの心理ー

では、この難しい時期にお子さんはどのような気持ちになっているでしょうか。
カウンセリングでGW明けにお子さんにお会いすると

「もっと休みが長ければいいのに!お父さんお母さんは休み取ってGW長くしてるのにずるい
!」
「GWゆっくり過ごしてたから、いきなり学校ってなっても気持ちが乗らない」
「休み中に昼夜逆転してたから、初日の登校がつらかった」


など、それぞれ不満や負担を感じながら改めてスタートを切ったお気持ちを教えてくれます。

ー長期休み明け、スタートを切り易かった子と、切りにくかった子の違いー

お子さんにお話を伺っていると、
休み明けに比較的スムーズな走り出す子と、
休み明けに倦怠感や疲労感、また日常生活に戻ることに負担を感じて
走り出しが難しい子がいらっしゃいます。

では、この長期休み明けのスタートの違いはどこからくるのでしょうか?

ー休み中に羽を伸ばしすぎない大切さー

それは「長期休みを、『ただ休む』ことに使いすぎない」こと。

お休みに心と体を休めて、リラックスする時間を取ることはとても大事ですね。
行動にも気持ちにもメリハリができる切っ掛けになります。

しかし、お休み最後まで登校がある生活から距離があると、
いざ休み明けとなった際、気持ちの切り替えが難しく
「本当はまだ家にいたいのに、無理やり学校にいっている感覚」になりがちです。

そしてこの「無理やりいっている感覚」が、倦怠感や疲労感、また学校に対しての
ネガティブな気持ちを生む元になる場合があるのです。

ー休み中も「なんとなく学校を感じる」大切さー

では、どうしたら羽を休めすぎずに長期休みを乗り切ることができるでしょうか。

それは、ちょっとしたことなのです。

例えば、ご家庭の中での会話で少し学校のことについて触れてみる

「学校の○○ちゃん、最近どうしてる?」
「お父さんの学校は6月に体育祭があったけど、○○の学校は
体育祭いつだっけ」

または、外出する際に学校の近くを通ってみるというのも
間接的に学校の空気を感じる方法の一つですね。

特に意気込んで「学校の話をしよう!」としていただかなくともいいのです。
何となく、学校と関係するような言葉や場所、物に関わるタイミングを設けていただくだけでも
お子さんの意識がふと学校に向き、少しずつ「登校がある毎日」に戻っていく
準備が進んでいきます。

皆さんのGW明けはいかがだったでしょうか。
案外スムーズにお子さんが走り出している場合もあれば、
なんとなく様子が以前と違う、という時もあるかもしれません。

対面やオンラインでのカウンセリング、またメールカウンセリングも行っておりますので
お気軽にお声がけくださいませ。

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