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大型連休明けに学校を休みがちになった際の対応④ ~認知論から対応を考える~ 

こんにちは。

不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。

前回、前々回と「幸せの3条件」の「貢献感(人の役に立てると思えること)」「他者信頼(相手を信頼できる対象と思えること)」についてお伝えさせてきました。

今回は、「自己受容(そのままの自分を受け入れていること)」となります。

自己受容とは

自己受容とは、自分自身をありのままに認め、受け入れることです。

これは、子どもたちの心の健康や自信を育む上で非常に重要な概念となります。

・自分を知ること

自己受容の第一歩は、自分の長所も短所も含めて、自分自身を理解することです。

子どもたちが自分の個性や特性を正しく認識できるよう、私たちはそのサポートをする必要があります。

自己肯定感の向上

自己受容は自己肯定感の基礎となります。

自己肯定感が高い子どもは、自分の価値を感じ、自信を持って行動することができます。

これは、将来の人間関係や学習にも良い影響を与えます。

失敗を受け入れる力

自己受容ができている子どもは、失敗をしてもそれを自分の成長の一部と捉えることができます。

失敗から学び、前向きに次の挑戦に取り組む力が養われます。

他者との違いを尊重する

自分を受け入れることで、他者の違いも尊重することができるようになります。

これは、社会での協調性や共感力を育てる上で非常に重要です。

これらの点を踏まえて、私たち保護者としては、子どもが自己受容を深めるための環境を整えることが求められます。

具体的には以下のような方法がございます

肯定的なフィードバックを与える

子どもの良い点を見つけ、褒めることを習慣にしましょう。

努力や成果だけでなく、過程や挑戦そのものを評価することが大切です。

安心できる環境を提供する

子どもが自分の気持ちを安心して話せる環境を作りましょう。

感情を表現することが受け入れられると感じられることで、自己受容が進みます。

共感と理解を示す

子どもの気持ちや意見に対して共感し、理解を示すことで、子どもは自分の感情や考えが尊重されていると感じます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

自己受容は、一朝一夕で身につくものではありませんが、私たち大人の支えと理解によって、子どもたちは自分を大切にし、自分らしく生きる力を育むことができます。

お子さんが登校渋りをされた際、親御さんも「何とかしなきゃ!」というお気持ちになられるかと思いますが、「貢献感」「他者信頼」「自己受容」といった点からもお子さんの事を見てみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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