不登校解決現場レポート子供の心理学

(書籍)イソップ童話「北風と太陽」より得た教訓を子どもの支援にどう活かすか?

こんにちは、不登校支援センター仙台支部の高木です。

寓話(ぐうわ)というのは、比喩(ひゆ)によって、人間の生活に馴染みの深い出来事から、諭(さと)しを与えることを意図とした物語の事です。今回は、この寓話から子どもの支援について考えてみたいと思います。

殆どの親御さんは、子どもの頃にイソップ物語(寓話)を、耳にしたり絵本で読んだりしたことがあると思いますが、この「北風と太陽」は、私たち大人が子どもと関わるための姿勢を学ぶ手本の一つだと感じています。

イソップ物語「北風と太陽」のあらすじ

あるとき、北風と太陽が力比べをしようということになりました。旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負です。

まず、北風が力いっぱい吹いて旅人の上着を吹き飛ばそうとしますが、寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができませんでした。

次に、太陽が燦燦と照りつけました。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまいました。

勝負は太陽の勝ちとなりました。・・・・という内容でしたよね。

力ずくや冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになってしまうが、暖かく優しい言葉をかけたり態度を示すことによって、相手は自分から望ましい行動を起こしてくれるという、行動心理学的な視点も学ぶことができる教訓です。

この教訓を子どもの支援に活かすために

この教訓の視点で考えてみると・・・
私たち大人は知識や人生経験から、全てを悟って子どもに対応しているようであっても、ふと日常生活を振り返ると反省することが多くあるように感じます。親御さんからのアプローチが子どもにとって北風と捉えられているならば、子どもは、かえってオーバーの襟を立て、しっかりガードを固めてしまうかも知れません。親御さんの言動自体に抵抗を示したり、引きこもってしまうといった反動的な行動をとってしまいます。

最後に・・・

親御さんとしては迅速に不登校改善のための対処方法をとって、一刻も早い解決を求めたい、というのは当然の気持ちかと思います。もちろん、時期やアプローチ方法が適切であれば有効です。しかし、子どもを取り巻く問題には色々な要素が複雑に絡んでいるため、一朝一夕とはいかないケースもあります。そして、急ぎ過ぎると子どもの気持ちを、ないがしろにして問題を複雑化してしまうリスクを伴います。

子どもを温かく包み込んで、ゆっくり着実にそれぞれの子どもの状態や段階に応じた支援を行う方が、最終的に「社会適応」という大きな成果を得ることができるといえます。

新学期、思うようなスタートが切れず落胆したり、イライラが募ったとしても根気強く親御さんと私たちセンターがしっかり連携をとりつつ、社会にとって大切な宝物である子どもたちを「守り・育んでいく」ために何が必要で、どうすれば良いのかについて一緒に考えられたら良いなと思います。「太陽」が旅人の服を脱がすが如くに。

 

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