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子どもが不登校になった・・そんな時に考えてほしい「不登校」の目的について

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の篠倉です。

本日は、行動の目的について考えてみたいと思います。

不登校を考えるとき、本人が自覚しているかどうかは別にして、目的をもって「学校に行かない」という行動を選択していることが多いものです。同じ行動をしていても、子どもによってはそれぞれの目的をもっているようです。

さて、どんな目的があるのでしょうか。潜在的な目的について見ていきましょう。

①勉強を避けるため

得意な科目・不得意な科目はどんな子にもあると思います。

例えば、不得意な科目で考えてみると、

  • 「授業中にあてられて答えられなかったらどうしよう」
  • 「皆の前で恥をかいてしまうかもしれない」

という不安がよぎることがあります。

さらに、テストが近づくにつれ不安は高まり、テスト勉強よりも机や部屋の乱雑さが気になって普段やらない掃除をして時間がすぎてしまう・・・

これは、「精一杯テスト勉強をして思うほどの点数が取れなかった時、自分はやってもできない、能力のない人間だということになる。そんな自分に気づいてしまうのは、辛すぎる・・・。だったら、テスト勉強はやらなかったからできなかったと思ったほうがまだマシだ」

という、そんな心理があるようです。(そこまで意識しているかは別です。)勉強で評価される学校が嫌になり、気持ちも学校から遠ざかってしまいます。

②人間関係を避けるため

教室の中にいると、さまざまなタイプの人がいます。

「どんな人とも上手くやってかなければならない」と考える子どもがいます。学校ではいろんなタイプの友達とのコミュニケーションの機会がありますね。自分に合わないと感じるタイプの友達も当然いるわけです。

しかし、同級生と接していると「自分はあまり人間関係が上手くないのではないか」と自分を悲観的にみてしまう子どもを見かけます。さらに、「人と話すと、自分が人間関係が上手くないことに直面してしまうし、そんな気持ちを抱えたくない。だったら、いっそのこと人と関わらなければ、苦しむこともないんじゃないか。じゃあ人のいる学校には行くべきではない。」という思考にいたるケースも見られます。

③気を引くため

もともとは「体調が優れない為、学校を休んだ」という些細なことがきっかけであったりします。

子どもの体調が優れないので、心配になった母親は、気にかけて身のまわりのことをやったり、いたわりの言葉をかけたりすることがあると思います。子どもにとっては「お母さんが普段より優しく接してくれる。ではずっと休むとどうなるのだろう」という思いが不登校という行動のきっかけにもなるケースです。

「体調が悪いことを理由にしていれば、お母さんを独占できるかもしれない。」

こんな時には、そんな行動で気を引かなくても、ちゃんと気にかけているというメッセージを伝えることが大事になってきます。

最後に・・・

記載した例は全ての子どもに当てはまるというものではありませんが、表面的な理由や行動のみに注目するのではなく、どの様な目的があって行動しているのかを考える必要があります。

お子さんの日々の生活や態度でご心配されている親御さんも増えてきているようです。行動の目的に目を向ける方法を一緒に取り組んでいきませんか。

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