お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート子供の心理学

「オレ、将来youtuberになりたい」という子ども。子どもと上手に話し合うために、意識したいたった1つのコツ

こんにちは。

不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。

先日、カウンセリングの際に親御さんから、「子どもと進路や将来のことなどの話をすると、ついつい口調がきつくなって、いつも最後にはケンカっぽく会話が終わってしまうんです」というお話をお聞きしました。

 

実際、こうした親御さんのお悩みは度々お聞きしますし、親御さんも子どもの今の状況を何とかしたいという思いから、つい力が入る場面だと思います。本日は、そんなときに意識していただきたいことについて、お話させていただけたらと思います。

「オレ、将来youtuberになりたい。」という子ども。ここでは、子どもが「何を話すか」の前に「どう聴くか」がポイント

実際にあったケースを紹介します。子どもが次のようなことを言い出したら皆さんはどう感じるでしょうか。

「オレ、将来youtuberになりたい。」

A:「何を甘いことを言ってるのだろう?もっと現実を見て、考えさせないと。」
B:「youtuber??よく分からないけど、なりたい理由はなんだろう?」

皆さんはどちらの考えに近いでしょうか。

Aの方がもしかしたら多いかもしれません。私もそのように感じる気持ち、十分理解できます。だって、心配ですよね。ただ、このあとの会話はどんな風に展開していくのでしょうか。少し考えてみましょう。

「相手の考えは間違っている」と「相手の考えは自分とは違っている」の違い

Aの考えの背景には・・・

相手の考えは「間違っている」という気持ちが潜んでいます。なんとかしてその間違いを正そうという気持ちが強くなり、相手に話す言葉も否定的、強制的なものが出やすくなります。

しかし、子どもに限らず、人間は否定や強制力を感じると、自分の考え、気持ちをなんとかして守ろうとします。なかなか相手の意見を聞き入れようとはしません。つまり、意地になってしまいます。その結果、お互いに感情的になり、話し合いは物別れに終わる可能性が高くなってしまいます。

 

一方、Bの考えの背景には・・・

相手の考えは自分とは「違っている」という気持ちがあります。子どもの考えに同意はしていませんが、「そういう考えもあるのか」と理解をしようという気持ちが生まれやすくなります。

そうした気持ちがベースにあると、まずは子どもの考えを理解しようという言葉が出やすくなるため、子どもも自分の考えや思いを話すことができ、親から受け止めてもらえたという安心感を抱きやすくなります。

もし、親御さんの気持ちや考えをお話しするのであれば、このタイミングの方がいいかもしれません。

大事な法則「返報性の原理」とは?

親子に限らず、人間関係には「自分がしてもらったことは返そう」という心理が働きます。このことを「返報性の原理」と言ったりします。つまり、イイことをしてもらったら、「お返し」をしたくなりますし、イヤなことをされたら、「仕返し」をしたくなるということです。

そのため、自分の話を理解してもらえたら、相手の話にも耳を傾けようと思いますし、自分の話を理解してもらえなければ、相手の話にも耳を傾けようとは思いません。

子どもとの話を、これからのことを考える前向きな時間に少しでもするためにも、まずは「間違い」ではなく「違い」として、聴いてみるのはいかがでしょうか。

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