お悩み解決「一問一答」子供の心理学

心理学からみるモチベーションの高め方とは?②

こんにちは。不登校支援センター東京支部の小林です。

6月からは、東京でもさまざまな形で登校が再開してきました。

こうしたなか、子どもが学校に行こうとしない、子どものやる気がみられずもどかしい・・・といったお悩みを持つ親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、子どものやる気を高める上で役立つ3つの考え方についてご紹介したいと思います。

1.今の気持ちを自覚する

「いやだな」 「不安だな」 「イライラする」 「焦ってきた」

こうした時、マイナスの気持ちをむりに我慢したり、「そんなこと思ってはいけない」、「がんばらなきゃ」と押し殺そうとすると、かえって気持ちが苦しくなってしまうことがあります。

マイナスな感情とうまく付き合うためには、

①自分の気持ちを正確にとらえる

例えば・・・「今、とても緊張しているな。明日うまく振るまえるか心配になっているんだな。」

②その気持ちになっている自分を受け入れた上で、どうするか考える

例えば・・・「しばらくお休みだったから、緊張して当たり前かな。まずは慣れることから始めよう」

この2段階が必要だと言われています。

 

次の行動を起こしやすくするためには、「緊張しないように」ではなく、「緊張しているんだな」というように、今の自分の気持ちをそのまま受け入れることが、とても大切になります。

2.自分の行動を自分で決める

カウンセリングの中では、親御さんが「こうしたら?」「これがいいんじゃない?」などと提案するものの、子どもが素直に言うことを聞かないというお話をお聞きすることがあります。

また子ども側から話を聞いてみると、「言っていることは分かるんだけど、言われるとやりたくなくなるんだ」といった気持ちを話してくれることも多々あります。

人は「自分の行動を相手が決めようとしている」と感じた時、たとえそれが正しいことだとしても、

自分で選ぶ自由」を奪われたような気持ちになり、反発しやすくなるそうです。

また、人が決めたことは「やらされた」感覚になり、自分で決めたことよりも長続きしにくいということも言われています。

こうしたことから、できるだけ子ども自身が「自分で決めた」という感覚を持てるようにサポートしていくことも大事になると考えられます

3.逃げ道を用意する

突然ですが、みなさんは「逃げ道」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

なんとなく「良くないもの」というイメージをお持ちな方や、逃げ道を用意すると「逃げ腰になってしまうのではないか」とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。

ところが、自分にとって大きな壁に立ち向かう際に「もし失敗してもなんとかなる」という逃げ道があることが、やってみる勇気をもたらすことがあります。

たとえば、怖いものが苦手な人であっても、「もし怖くて耐えられなくなったら、非常口から逃げられる」ことを知ることでおばけ屋敷に入りやすくなるように、

困難に立ち向かう際には「もし本当に困ったらこうすればいい」という保険があると、初めの一歩が踏み出しやすくなると言われています。

実際に、「もし失敗したらどうしよう」「もし我慢の限界がきたらどうしよう」という不安から動く勇気がでないという子どもも多くいます。

こうした子どもにとっては、「失敗してはいけない」ではなく、

  • 「もし上手くいかなかったら別のやり方を試せばいい」
  • 「上手くいかない時だってある」
  • 「失敗してもフォローしてもらえる」

このように気持ちの上での逃げ道を用意することが、初めの一歩につながります。

最後に・・・

今回は、前回に引き続き、心理学の視点からみるやる気の高め方についてご紹介させていただきました。

子どもの状況や性格によってどのようなサポートが適切であるかは異なってくるため、お困りの際にはお気軽にご相談くださいね。

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