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子どもの「学校に行きたいのに行けない…」その理由とは?①

こんにちは。不登校支援センター東京支部の小林です。

本日は「学校に行きたいのに行けない」という心の仕組みについて考えていきたいと思います。

子どもが口にする言葉について

子どもたちとお話をしていると、「学校に行きたいのに行けない」という言葉を聞くことがあります。

このような時、周囲の方としては、

  • 「行きたいのにどうして行けないんだろう?」
  • 「本当は嫌な理由があるのでは?」
  • 「本当は行くつもりがないのでは?」

など、色々な疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

「行きたい」という言葉を素直に解釈しようとすればするほど、「?」がたくさん出てくるかと思います。

このような時、周りの人だけでなく、子どもたち自身も自分の気持ちがよく分からずにいるということがあります。

行った方が楽なのに、行けば友達がいるのに、特にすごく嫌なことがある訳じゃないのに、どうして行きたいのに行けないんだろう、という気持ちになる子もいるようです。

2種類ある「行きたい」の気持ち

「行きたい」という気持ちには、大きく2つの種類があります。

  • 「行かなきゃいけない」という頭の中の考え(理性)からくる「行きたい」
  • 「楽しみだ」などの気持ち(感情・本能)からくる「行きたい」

前者は、学校に行けば単位や成績がとれるから行きたい学校は行くべきものだから行きたい、といった自分にとって必要だから行かなければ、という理性(頭)からくる「行きたい」

後者は、テーマパークに行きたい!などの感情(心)からくる「行きたい」

となっており、この2つが一致していれば葛藤はなく、「行きたいから行く」になりやすいです。

一方で、学校は授業を受けたり、宿題や試験があったり、人間関係もあったりと、多かれ少なかれ不安や緊張、疲れも伴うものです。私たちが子供の頃も、いつもいつも「行きたいから行く」だけではなく、「行きたくない気持ちもあるけど行く」という日がありましたよね。

「行きたいのに行けない」と口にする子どもの背景には、

  • 理性(頭)→ 「行かなければいけない」という意識からくる「行きたい」
  • 感情(心)→ 不安やプレッシャー等からくる「行きたくない」

こうした「行きたい」と「行きたくない」の葛藤が起こり、整理がついていないということもあるようです。

「行きたい」気持ちと「行きたくない」気持ち

こうした「行きたい」と「行きたくない」の両方の気持ちがある時、この2つは正反対にもみえる感情のため、子どもたちの中でも整理がつかず、「行きたい」か「行きたくない」かというどちらかの言葉で表現されることがあります。

実際に、初めは「行きたいのに行けない」と言っていた子どものなかにも、人とお話をしながらだんだんと自分の気持ちを整理していき、「行きたい」と「行きたくない」の両方の気持ちが葛藤していることに気がついていった子もいます。

「行きたいのに行けない」という葛藤状態が続くと、気持ちが苦しくなったり、身動きがとりにくくなりやすいため、自分の気持ちを整理していく作業はとても大切になっていきます。

理性(「行かなければ」)と本能(「行きたくない」)の葛藤を整理していく作業については、次回お話させていただきますね。

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