不登校解決現場レポート

【事例紹介】4月から復学できたお子さんのお話をさせて下さい。

こんにちは。

不登校支援センター東京支部の羽根千裕です。

残暑もあり、秋の様相が中々見えにくくなっておりますが、皆様お身体は大丈夫でしょうか。

今後ともどうぞご自愛ください。

4月から復学できたお子さんのお話をさせて下さい。

2021年度も半分が経過し、下半期に突入いたしました。

新型コロナウイルスの影響は相変わらず大きいままですが、学校はオンラインとの併用や行事の縮小化等を図り、子どもたちの教育の機会を設けて下さっていますね。

そんな中、4月から学校生活に復帰し、今のところ休むことなく登校を続けられているお子さんのお話をさせていただきます。

不登校でお困りの方々からすると、復帰できたお子さんのお話を聴く機会はプラスにもなると思い、お話させていただきますが、あくまで参考程度にして下さいね。

結論から申し上げますと、不登校の解決には攻略法や必勝法は無く、その子やご家庭の状況に見合ったプロセスをたどっていくことが重要です。

中学校には1年半行かなかったAくんが高校生になるまで

私がAくんと初めて出会ったのは、彼が中学2年生のちょうど今頃でした。

親御さんと4回ほどお話をし、ようやくAくんとお話をすることができました。

最初はAくんはカウンセリングには全く乗り気ではなく、「親がしつこいから」ということで来談していました。

実際のところは、親御さんが無理やり連れてこられたのではなく、面談を打診し続け、ようやく重い腰を上げてくれた感じでした。(しつこいという言葉は照れ隠しの様子でした)

その後はカウンセリングは一度も休むことなく、来談しプライベートの話を含め、徐々に会話量が増えていきます。

中学校3年生になるタイミングで、Aくんから高校についてのお話が少しずつ出始めました。

親御さんとは逸る気持ちを抑え、高校についてのお話を少しずつ展開していきます。

GW明け頃、中学へは全く行けてはいませんでしたが、高校への話は少しずつ具体性を増していきます。

最初、Aくんは「通信制しか無理だと思う」という事を話していましたが、実際のところは「全日制の高校に行けるのであれば行きたい」という事を話してくれました。

その後、「全日制の高校に行くにはどのような準備が必要か」という事を共に考え、「勉強や普段の生活面でできることを少しずつやってみよう」という事になりました。

ご家庭でも、親御さんが率先して動くのではなく、Aくんのサポートに徹していただきました。

受験が秋から冬にかけた時期になった際に、志望校を絞り始めたころ、Aくんが「塾に行こうと思う」という事を話してくれました。ご家族か私としか関わりのなかった中で、非常に大きな転換点だったと思います。

塾にも少しずつ通い、模試を受ける事もでき始めましたが、やはり集団でのストレスに苦悩を見せるAくん。

それでも、高校に行きたいという目標をもとに、集団へ慣れることも頭に起きながら受験活動へ突入していきます。

結果は、第一志望は残念ながら落ちてしまったのですが、第二志望の高校に無事合格しました。

合格発表後のなんとも言えない表情は今でもはっきり覚えています。

その後は、集団生活でのストレスをどのように処理していくかを考え、高校生活へ突入していきます。

思い通りにいかない高校生活

合格して入学を迎えた高校生活。

しかし、思い通りにいかない事が頻発します。

まずは人間関係ですが、やはり同級生と話すことに極度に緊張してしまったり、行事が中止になるなど、コミュニケーションがうまく取れない事に苦慮することがありました。

次に生活習慣です。

週5~6日を規則正しく生活することを入学前から行ってはいましたが、実際の高校生活が始まると、課題や疲れから、身体的な負担も増えてきます。

最後に学習面。

塾に行っていたとはいえ、授業のペースや、課題量、難易度などに何とか立ち向かっている様子でした。

これらのストレスが降りかかっている中、Aくんは現在全く学校を休んではいません。

一度だけ遅刻してしまいましたが。

なぜ、休まず行くことができていると思いますか?

ここのポイントが復学に向けて動いて行く上で非常に大切です。

答えを見る前に、ぜひ一度皆さんなりの解答を持ってください。

Aくんが休まず高校へ行けている背景

結論は、Aくんが主体的に取り組んでいるからという事が一番に挙げられます。

周りの大人は騒がず、Aくんの意思を基に考えたり、行動をサポートしてきました。

行きたい高校もAくんを先頭にご家族の皆さん、私がサポートする形で考え、最終的には本人が決断をしてきました。

実際、親御さんも何度も手を出したくなるシチュエーションがありましたが、ぐっとこらえ、しかるべきタイミングでサポートに入っていただきました。

いい所だけを語っているかのように見えますが、本当にもっともっと詳細を話せば様々なことがありました。

それでも、Aくんが自分を先頭に考え実行し、時には上手くいかなくても周囲の力を借りながら乗り越える。

このような事を繰り返し行うことができたため、現在も多くの困難がありながらも、学校へ行くことができている要因と考えております。

まとめると、「乗り越える経験を適度に行ってきたからこそ」ということかなと思います。

どこかで大人が先回りしてしまう事もあると思いますが、それは大人が子どもの動きが思い通りにいかないという自分自身のストレスを対処してしまっている可能性が高いと言われております。

ですので、今一度、「本当のお子さんのために」という事を意識いただいた支援を共に考えて行きませんか?

当センターでは、お困りの皆様のご相談を承っております。

初回面談では最大100分間じっくりお話を御伺いして、お子さんとの関わりや今後の方針を共に考えて参ります。

対面のみならず、お電話やオンラインでも面談は可能となっておりますので、ぜひ、お申し込み下さい。

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