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不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑥

新年明けましておめでとうございます。

不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢裕太です。

年末年始、特に冷え込みが厳しかったですが、皆さま体調などはお変わりございませんか?

本年も、不登校克服に向けてどんどん情報を発信して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

前回のブログでは・・・

「頭では分かっているが、どうしてか分からないけどやれない/やれなかった」時に、どうしたら良いのだろうかというお話をさせて頂きました。

前回ブログはこちらです!↓↓

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑤

「これが正解です!!」

・・・という答えがある訳ではないので、皆さまに合った正解を一緒に見つけていきたいのですが、それを考えるにあたり、「どうしてそういった事が起きるのか」というメカニズムが分かると見つけやすいのではないかと思います。

なので、「頭では分かっている【理性/知性】」 の後の・・・

「どうしてか分からないけどやれない/やれなかった【情動】」の部分をお伝えしていきますね。

まず、【情動】が生理学的にどの様な変化をもたらすか、いくつか例を挙げてみましょう。

例えば、怒りはどうでしょうか。

怒りを感じると、心拍数が上がりアドレナリンなどが増加します。

これは激しい動作に必要なエネルギーを作り出す為で、物に当たったり、相手に襲いかかるための準備段階と考えられます。

なので怒りに任せて行動すると、何かが壊れたり誰かを傷つけたりしてしまうのです。

 

次に、悲しみはどうでしょう。

悲しみを感じると、胸が締め付けられ痛くなったり、涙を流したり、無力感にさいなまれ活動意欲が大きく低下します。

何も考えられず、食欲が低下するなど、体の代謝機能まで低下させてしまいます。

例えば、

  • 友人など大切な人やペットとの別れ、死別
  • 受験の失敗、勉強面での失敗
  • 部活の失敗
  • 友人関係の失敗
  • 疎外感、孤立感

などが悲しい出来事として挙げられます。

もし本人の中に、悲しみへの対処法を持ち合わせていなかったとしたら・・・

1人では立ち直れないかも知れませんし、長期化してもおかしくありません。

ご家庭の中で子どもが、

  • 食事をしない
  • お風呂に入らない
  • 着替えない
  • 身だしなみを整えない
  • 勉強しない

またはそれに近い様子だった場合、「やらない」という部分にだけスポットを当てるのではなく、子ども自身の内面も注意深く観察してみてください。

 

次に、恐怖です。

恐怖を感じると、全身が緊張状態になります。

これはいつでも行動が起こせるようにしておく為のホルモンが分泌され、目の前の脅威から逃げるべきか隠れるべきか判断する準備をしているのです。

例えば、教室に恐怖を感じる子などは、教室にいる際、全身が緊張してしまったり、クラスメイトが話し掛けても返事が出来なかったりという話を聞きます。

次に、幸福感です。

幸福感は、否定的な感情を抑制し、不安感や恐怖心を低下させます。

体は落ち着き、勉強や目標に向かう意欲に満ちてきます。

また幸福感には、

  • 「自分は幸福である」という、持続的な肯定的評価
  • 嬉しい出来事に直面した時に発生する、一時的な肯定的感情

という二面性があり、これらはお互いを強めあっていると言われています。

最近の研究では、脳は筋肉と同じように、鍛えれば鍛えるほど特定の脳領域の体積が大きくなることが分かっています。

なので、楽しい過去の記憶の想起や、明るい未来を想像するといったトレーニングをすることによって、持続的な幸福感が増すとも言われています。

愛情・やさしい気持ちはどうでしょうか。

 

愛情や、やさしい気持ちは、穏やかで満ち足りた状態を作り出すことができ、他人を受け入れたり協調しやすくなると言われています。

それは脳で「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが放出されるからで、そのホルモンがストレスを緩和するはたらきがあると言われています。

ちなみに、ハグは「オキシトシン」の放出にとても効果的だという説もございます。是非試してみてくださいね!

・・・以上の様に、情動の変化によって私たちの体には様々な変化が起こるのです。

冒頭の「どうしてか分からないけどやれない/やれなかった・・・」という時は、

  • 怒り
  • 悲しみ
  • 恐怖

などを感じているのかも知れませんね。

その一方で、「どうしてか分からないけどできた!」という時もあったのではないでしょうか?

そんな時は

  • 幸福感
  • 愛情
  • 優しい気持ち

などを感じているのかも知れませんね。

自身の情動の変化を把握する

まずは、自分がどんな時にどう感じるのか、そして体はどう反応しているのかを把握してみるのはいかがでしょうか?

良い癖は習慣にしていきたいですし、もし良くない癖に気付けたとしたら、それは見直すビッグチャンスですよ!!

子どもの場合は、まだ一人では自身の情動の変化を把握するのは難しいかも知れません。

そんな時、周囲の大人はどの様に対応したら良いのか、一緒に考えていきましょう。

それではまた次回をお楽しみに。

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは①

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは②

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは③

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは④

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑤

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑦

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑧

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑨

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑩

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