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不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは③

こんにちは。不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢裕太です。

先日カウンセリングにて、親御さんからこんな話をお聞きしました。

「子どもが、自分の思い通りにならないと親のせいにしてくるんです・・・。」

詳しくお聞きすると、

  • 朝起きられなかった際に「何で起こしてくれなかったんだ!」
  • 携帯の充電が少なかった際に「何で充電しておいてくれなかったんだ!」
  • 親が買い物に行った際に「何で自分の好きな○○を買ってきてくれないんだ!」

という事を言われる。

どうしたら良いのか・・・という内容でした。

親御さんとしては、「そこまで気を遣ってあげなくちゃいけないの?」というお気持ちもあるとの事でした。

皆さんでしたら、どの様に対応されていらっしゃいますか?

前回のブログ、【不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは②】では・・・。

Bさんの事例を交えて「心の知能指数」である情動の扱い方が上手になること

自己肯定感共感性が増したこと、そして、情動の扱い方を上達させるために、親御さんの共感的な関わり方が非常に有効だった例をお伝えしましたね。

今回は違った事例をお伝えしながら、上記の様な「子どもが親(人)のせいにする」場合の対応を一緒に考えてみましょう。

高校生の女の子Cさんの話です。

Cさんは、全日制の高校に通っていました。

途中から通えなくなってしまい通信制に転入しましたが、そこも1日登校したきり通わなくなっていました。

カウンセリングへは、最初は本人は来たがらず親御さんのみで来られておりました。

親御さんから聞くCさんのこれまでの経緯としては、

  • 部活で友達と意見が合わなかった際に、自分の意見が通らなかったのが不満
  • グループでの共同作業になると、自分ばかりが負担が多いと感じた
  • 好きなアーティストのライブなど、初めて行く場所は、親御さんと一緒に下見に行きたがる
  • 買い物などは、1人では行かず親と一緒でないと行かない
  • ライブの料金やグッズ代などは、親御さんに出してもらっている

などのお話をお伺いしました。

親御さんとしては、高校も転入したので、自分のペースでいいから少しずつ通って、自分のやりたい事を見つけて欲しいなという思いでいらっしゃいましたが、本人の足が向かないのと、好きな事以外は親と一緒でないと外出しない事で、どんどんと社会から離れていってしまうのではないかと心配されておりました。

また、親御さんのお話の中で気になる事がありました。

Cさんが自分でどこかに行くと決めた際も、

  • 着る洋服が決まらない
  • 塾の宿題が終わってない

などの際は、感情が不安定になることがありました。

また、好きなアーティストの事になると、

  • イベントに見境なく申し込む(親の許可なく)
  • グッズが欲しいとせがむ
  • CDが欲しいとせがむ

などがあり、そんな時は決まって

「これしてくれたら、○○するから」

と言ってきたそうです。

「これしてくれたら、○○するから」と言われた事はありませんか?

なんだか「やる気」を人質に取られて、言う通りにせざるを得ない状況ですよね・・・。

実際、Cさんの親御さんも「それでやる気が出るなら・・・」と仕方なく代金を払ってあげているとの事でした。

ただ残念な事に、その後Cさんがやる気を出して自発的に行動する事は少なかった様です。

そのたび、親御さんは

  • やるって言ったのに・・・
  • 裏切られた!
  • もう信用できない!

とがっかりされたとの事でした。

こういった「やるやる詐欺」(・・・と私が勝手に呼んでいるのですが) の話を聞く事は大変多いので、悩まれている親御さんも多いのではないかと思います。

「やるやる詐欺」の子どもの背景として、次の事が考えられます。

  • 今までの経験ですっかり自信を無くしている
  • 上手くいかないことや失敗をした際に、自分で気持ちを立て直せない
  • 他人からの評価が下がる事は避けたい

そしてこのような状態ですと、子どもはどんどんと自分の殻の中に閉じこもりがちになってくるので、やれる事・出来る事が限られてきます。だからこそ余計に、夢中になったものに対しては執着心が強く、自制心がきかない状態になりやすいのです。

そんな時の子どもは、とにもかくにも「やりたい事が第一優先!」の状態です。

周囲に何を言われようが、その後どうなろうが、「どうやったら今欲しいものが手に入るか、今好きな事を自由に出来るか」それしか考えられないのです!ましてや、そうする事でどれだけ親御さんが悲しい気持ちになったり、落ち込むのかなどという事には気が回らないのです。

そしていよいよ、子どもの希望も叶って

  • 「約束だからね」
  • 「あの時、ああいったでしょ」

と言って、親御さんが条件を飲ませようとしても、子どもは平然と

  • 「そんなの知らない!!」
  • 「言った覚えない!!」
  • 「ひどい!!」

なんて返事が返ってきっちゃったり・・・以上が「やるやる詐欺」の手口なのです。笑

では親御さんは、そんなCさんと、どの様に関わっていったのでしょうか?

続きは次回をお楽しみに。

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは①

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは②

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは④

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑤

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑥

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑦

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑧

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑨

不登校克服には欠かせない! 「情動」の上手な取り扱い方とは⑩

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