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生き辛さを補うために~HSPのポジティブな面を活かす~

こんにちは。不登校支援センター東京支部の松本です。

以前ブログの中でHSPについて取り上げましたが、今回はHSPが持つ感受性の高さをポジティブな面とネガティブな面それぞれに焦点を当てたお話をしたいと思います。

感受性の高さが持つ、ポジティブな面

以前こちらのブログでも触れましたが、豊かな想像力や他者に対する高い共感力等がポジティブな面として挙げられます。

その感受性の高さから外部の情報をキャッチする力が豊かなため、周囲の様子を良く捉えて上手に気配りを行ったり、キャッチした情報から慎重に物事を判断することに活用することもできます。また、音楽や芸術などによって人一倍豊かにイメージを膨らませたり、心地よく鑑賞できたりすることもあり、内面的な豊かさに繋がることがあります。

しかし、この感受性の高さが時には当人に強いストレスを与えることも…

感受性の高さが持つ、ネガティブな面

HSPという言葉を見たとき、どちらかと言えばネガティブなイメージがある人の方が多いかもしれません。実際にネガティブな面としては以下のことが挙げられます。

例えば

  • 音や光、においに過敏
  • 人の態度や感情の小さな動きも気になって気疲れする
  • 他の人が怒られている姿を見て自分まで辛い気持ちになる         などなど

そのため、このような不快感を伴う刺激に対しての感受性の高さが精神的な回復力やコミュニケーション能力にマイナスな影響を及ぼすことがあります。

学校の中で過ごしにくさを感じる子の中にも、感受性の高さによって様々な刺激に囲まれた学校で強いストレスを抱えていることがあります。

しかし、HSPのポジティブな感受性の高さは上記のようなマイナスな影響を補うことも可能なことがとある研究によって示唆されています。(今回参考にした研究の文献はブログの最後に記載してます)

ポジティブな面での感受性の高さがマイナスな影響をカバーする??

その研究によると、感受性が高くても芸術や音楽等の五感を用いた物事を深く楽しむ内面的な豊かさがあれば精神的な回復力やコミュニケーション能力にマイナスな影響を及ぼすことをカバーすることができると示されていました。

その研究の中でも記載されていましたが、音楽を聴くことや芸術鑑賞、おいしいものを食べることはストレスの対処法としても用いられるので、感受性の高さが対処法としての効果をより高めているのかもしれません。

さいごに

敏感さは生き辛さにもつながるためネガティブな面が大きく見えます。しかし、その反面には人生を豊かにするような力も隠れているかもしれません

またどこかの機会でHSPの人が持つ得意なことや抱えやすい問題について書いていければと思います。それではまたの機会に。

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(*1) 赤城知里・中村真理 (2017). 感覚処理感受性とソーシャルスキル,精神的回復力の関連性の検討 東京成徳大学臨床心理学研究, 17, 59-67.