子供の心理学高校生の不登校

「自分はだめ人間・・・」自己否定感情の強いA君が自信を取り戻した方法とは②

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の黒木です。

本日は前回のブログに続き、自分に自信が持てない高校生のA君が自信を取り戻し、不登校を克服したプロセスのお話をしていきたいと思います。

「自分はだめ人間・・・」自己否定感情の強いA君が自信を取り戻した方法とは?①

「自分はダメ人間だ」と思い込み自信のないA君

前回の内容では、A君にとってまず大切だったことは、A君が感じている「自分はダメ人間だ」という、自信のなさ、不安感を誰かにそのまま受け止められることだったとお伝えいたしました。

今回は、いよいよA君が自信を取り戻していくために行った支援のプロセスについてお伝えします。

当時のA君は、学校のテストの結果が揮わず、次のテストを受けることがとても怖いという状態でした。そもそも、勉強は人一倍努力をしていたので、その分成績が落ちるかもしれないと思うと、大きな不安を感じていたのだと思います。

A君は、また成績が落ちてしまったらどうしようと思い、勉強できない、テストを受けられないという、悪循環になっているようでした。

カウンセリングで取り組んだこと

A君とのカウンセリングでは、紙とペンを用意し、

  • 「状況」
  • 「思考」
  • 「感情」

に分けて、その時の自分自身の状態を紙に書いて整理をしてみることを行いました。

〇月×日の中間テストで△点だった。(状況)
点数が悪かったら自分はもうだめだ(思考)
落ち込む(感情) 

〇月×日のテストで△点だった(状況)
きっとまた同じような点数だ(思考)
不安になる(感情)

このように、頭の中で起こっていることを紙に書きだしてみたのです。

A君のテストに対する不安な感情のように・・・

「自分が体験していること」と、「そこから自分が感じていること」は、強く結びついています。

特に強い不安感などマイナスな感情であるとき、自分を客観的に見ることが難しいことがよくあります。ちなみに私はこれを「感情の渦に飲み込まれている状態」とよく言っています。

書くことで得られる効果

この感情の渦に飲み込まれている状態から、一歩外に出るために、状況、思考、感情を分けて、紙に書くということを継続して行いました。

紙に書くことで、自分の状態を目でとらえられ、冷静にA君自身が、自分の状態を見ることができるようになっていきました。

次第に勉強やテストだけではなく、学校に対する感情、そこでの友達付き合いに対する感情をそれぞれ紙に書き出して整理していきました。

このやり取りを続けていくうちに、A君は

  • 「1度の失敗を気にしやすいのかもしれない」
  • 「勉強に力を入れてきたから失敗することが怖いのかもしれない」など

自分の理解を深めていき、考えと感情のくせを自分自身で、変えていくことができました。

A君の場合は数か月で支援で、再びテストに向けて勉強ができるようになったり、自分で転校先を決めて、そこで学校生活を楽しく過ごすことができるようになりましたが、そこまでに要する時間は、人によってさまざまだと思います。

しかし、紙に書くことで頭の中が整理されることは私自身もよく感じることです。A君だけではなく、多くの方にとっても感情の渦から抜け出す方法の一つになるかもしれません。

もし、子どもの状態を見て、「感情の渦に巻き込まれている!」と思われたら、一度支援センターのカウンセラーに相談してみてくださいね。

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