お悩み解決「一問一答」子供の心理学高校生の不登校

新学期から子どもが不登校!?「待つ」よりも「動く」!~高校生編~

不登校支援センター横浜支部の庄子です。

皆さま、新年明けましておめでとうございます。

本年も、ブログを読んでくださる皆さまにとって、タメになるようなブログを書いて参りたいと思いますので宜しくお願い致します。

また、皆さまは年末年始を如何お過ごしになられましたでしょうか?体調を崩されていなければ幸いです。

2020年はいよいよ東京オリンピックが開催されますね。私たち横浜支部のすぐ隣にある横浜スタジアムも野球のオリンピック会場になるそうです。例年以上に賑やかになると思いますので、しっかり応援して行きたいと思います。

さて、年も明けましたが、不登校の子どもの数は年々増えている状況にあります。

昨年、特に多く感じたのが「小学生と高校生」の不登校の子どもです。中でも高校生の子どもは、対応の動き出しが遅いと直ぐに「転学」もしくは「退学」を余儀なくされることがあります。

その為、高校生の不登校対応においての「待ちましょう」は、一番ご法度です!

親御さんとして、何の情報を得て・何を知り・何を心構えとすれば良いかがとても大切であり、それにより動き出せるタイミングが変わってきます。

今回は、前回のブログの続きとして、高校生の不登校支援における具体的な動き方についてをお伝えさせて頂きたいと思います。

↓↓是非、前回のブログをお読みの上、こちらのブログをお読み下さい。↓↓

学校に行かない子どもをいつまで待てば良いの?そんな状況のご家庭へお伝えしたいこと

高校生の子どもが不登校になりかけた時に大切な3つの確認

高校生の子どもの不登校は迅速な対応が一番大切です。

その上で、

  • 子どもの「学校に行きたくない」という気持ちが言動に出始める
  • 病院で診断されていない状態での病欠や、理由もなく週に2回以上休むようになる
  • 週1の休みが1カ月以上続く状態になる

こんな場合は、不登校の黄色信号以上です。

その際に子どもに確認して頂きたいことは、

① 頑張って学校に行こうとしていないか?

② 最近、辛いことは無いか?

③ 学校のことをしっかり全部やろうとしていないか?

という3つのことです。

高校生になってから不登校になる子どもが陥りやすい状態

高校生から学校に行けなくなる子どもの特徴として、

  • 中学時代まで生徒会や学級委員長などの生徒をまとめる役職に就いていた
  • 中学時代は成績優秀
  • 中学時代に優位な状態に立って居た期間が長かった 等

が、挙げられます。そして、高校に入学した後に

  • 今まで優位に立てていた状態では無くなった。
  • 周りと比較することが増える
  • 今まで出来て居たことが急に出来なくなった 等

が多く感じられるようになる為、中学時代とのギャップから学校に行くことが難しくなります。

親御さんからすると、これらの要因は子どもが他人から受けた出来事(原因)では無いため「自分で何とかするべき」と思い、見守ることや叱咤激励をすることで、子どもが自分自身でどうにか出来ることを臨んでしまうケースが多くみられます。

見守ることで、自分自身で状況を打開して乗り越えられる子どもも実際に居ます。

しかし、中学時代の3年間という月日は子ども達にとって想像以上に長く、自分自身を作り上げるには十分な時間だったはずです。そのため高校に入学した1か月~半年で、自信の抱える問題に対する上手い乗り越え方が見つからなかった場合

「何を自分の強みにすれば良いのか分からない」と感じる → 考え込む時間が増える → 時間だけが過ぎる → 学校に戻るのが怖いと感じる → 動けない・外に出られない → 学校に戻りたいけど、戻れない

という様な状態に陥りやすくなります。

つまり、「待つ」という選択は、考える時間が長くなるだけであり、根本的な解決につながらないと言えます。

具体的な動き方に関しては専門家に相談を!

学校への行き方が分からなくなった子どもにとって、「取りあえず学校に行こう」と学校に連れて行く行為は、根本的な解決には繋がりません。

重要なのは「子ども自身が考え・動くことで、出来ることを増やしていく」です。

その際に大切なのが「ストレスの与え方」になります。

不登校の子どもはストレスにとても弱い状態になっています。「今まで出来たことは出来て当然」と思い、出来ていた時と同じ考え方で動こうとしてしまいます。しかし、今までとは状態が違う為、出来ていたことが出来ずに終わります。するとどんどんストレスが大きくなる為、出来なかった事実から更に自信を無くしてしまうのです。

この様な状態の子どもを誘導する時に一番大切な方法は

「スモールステップの考え方 + “今自分に出来ること”は何かを考え実行させる」

ことです。

私たち不登校支援センターのカウンセラーは、子どもの話を聴き、今の子どもの状態を把握しながら、その子にあった導き方で支援をいたします。

今回お伝えした子どもの状態に少しでも心当たりのある親御さんがいらっしゃいましたらご相談にお越し下さい。

心よりお待ちしております。

次回のブログでは、高校生の不登校が中長期化した場合に、親御さんへお伝えしたいこと についてお話したいと思います。

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