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「カウンセリングって何のために行くの?」子どもがカウンセリングに来る目的とは?【後編】

みなさん、こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の田淵友里です。

だんだん涼しくなり、秋を感じるようになってきましたね。

寒暖差は激しいのでお身体どうかご自愛くださいね。

さて、本日のブログでは、前回から引き続いて「カウンセリングって何のために行くの?」というタイトルでお話していきたいと思います。

前回のブログでは、カウンセリングに来る目的は大きく3つに分けることができるというお話をしました。

1つ目は親のため、2つ目は条件のため、3つ目は自分のためです。

前回のブログをまだお読みでない方はこちらからお読みください。

「カウンセリングって何のために行くの?」子どもがカウンセリングに来る目的とは?【前編】

今回のブログでは、前回のブログの内容を踏まえたうえで、最初は渋々親のために来た子が、どのようにして自分自身を受け入れ不登校を克服していったのか、実際の事例をご紹介していきたいと思います。

カウンセリングに渋々来ていた中学2年生のAちゃん

Aちゃんはもともと周囲をとても気にするタイプであり、学校でも家でも相手の顔色や機嫌を伺う子どもでした。

そのため、相手と話をしていても自分の思いをなかなか出すことができずストレスを溜めこんでしまい、ついにそのストレスが限界を超え学校に行くことができなくなりました。

はじめてカウンセリングに来た際にAちゃんはこんなことを言いました。

「今日はお母さんがカウンセリング行こうって言うから来ました」

実際にカウンセリングをしているとこういった言葉を語る子は少なくありません。

Aちゃんはもちろん自分の意志でカウンセリングに来ているというわけではないため、なかなか心を開こうとせず、こちらの様子を伺っていました。

ではどのようにしてAちゃんが心開くようになったのか、お話していきますね。

①信頼関係を築く

皆さんも、いきなり知らないところに来て、いきなり知らない人に、いきなり自分の気持ちを話すことは抵抗あるのではないでしょうか。

どのような人かわからない人に、自分をさらけ出すことは勇気がいりますよね。

Aちゃんも同じように感じていたと思います。

そこで、Aちゃんの好きなものや趣味について共有していきました。

Aちゃんは漫画やアニメが好きで、家でもよく見ていました。

そこで、その漫画やアニメにまつわる話を中心にしていきました。

最初は反応もあまりなく、こちらの言葉にも首を縦に振るか横に振るかしかしなかったAちゃんでしたが、次第に好きなキャラクターについてやストーリーについて、自分から話してくれるようになりました。

②Aちゃんの話を否定せず耳を傾けて聞く

次に、Aちゃんが話してくれる内容を一切否定せず、耳を傾けて聞いていきました。

最初は漫画やアニメについての話が中心ではありましたが、次第に学校について、家族について、今まで抱えていた自分の気持ちや思いがでてくるようになりました。

  • 「本当はこうだって思っても、友達や親を前にすると、なかなか言えないんだよね」
  • 「こんな風に言われて、嫌だって感じたんだけど我慢したの」
  • 「実は小学校のときから学校が嫌だった。あのときは言えなかったけど・・・」
  • 「このままの状態がつらい。でもどうしたらよいのかわからない
  • 「自分に自信が持てない

など様々な気持ちが語られるようになりました。

「そうなんだね」「そんな風に感じたんだ」「気持ちを言ってくれてありがとうね」

このようにカウンセリングでは伝えていきました。

すると、Aちゃんは今まで自分の気持ちを言っても

「聞いてもらえない」

「意味がない」

「何も変わらない」と思い、気持ちを伝えることをあきらめていたと打ち明けてくれました。

③自分のためになにができるか一緒に考える

親のためにカウンセリングに来ていたAちゃんが、カウンセリングの中で、自分の気持ちを見つめることで、次第に自分はどうしたいのか、を考え始めるようになりました。

これまでは、相手がどう思うのか、相手がどう評価するのか、正しいのか正しくないのか、よく思われるのか思われないのかなどの基準で考えていたことにAちゃんは気づいたそうです。

そしてカウンセリングの中では「自分はどうしたいのか」「どうなりたいのか」「実現のためにはなにができるのか」「まずはなにができそうなのか」という部分を中心に話をしていきました。

 

④小さい目標を少しずつ立てクリアしていく

Aちゃんが立てた目標は、「学校にいきなり登校するのは難しいから、まずは放課後に制服に着替えて先生に会いに行く」でした。

この目標はAちゃんが無理のない状態でできる目標でした。

そしてその目標をクリアすると、次は「保健室に一時間滞在する」「教室まで行って帰ってみる」「得意な科目の授業だけ参加してみる」など少しずつ目標を変えていきました。

今までも、親御さんや先生から「保健室まで行ってみたらどう?」など声掛けはあり、実際に頑張って保健室まで行ってみたことはあるそうです。

しかしAちゃんは「ただただ疲れた」「こんなにつらいのに保健室まで行かされた」「嫌だったのに気持ちを分かってもらえなかった」と捉えてしまっていたようです。

しかし今回は、自分がどうなりたいのかを考えたうえでの目標設定だったため、Aちゃんは自分で決めた目標をクリアしていくとで達成感を得ることができたと言いました。

Aちゃんは、行動を達成したことによって少しずつ自信を持ち始めるようになりました。

そして行動を起こすときも、誰かのために行動するのではなく、自分のために行動ができるようになってきました。

カウンセリングも最初は親御さんのためでしたが、今は自分の意志で目的を持ち通っています。

いかがでしょうか。

Aちゃんのように自分の気持ちを溜めこんでしまい、ついつい誰かのために行動をしている子どもは少なくありません。

最初は親のため、条件のためにカウンセリングにやってきた子どもも、このようにして復学に向けて考えることができるようになっていきます。

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