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子どもに自分の思いが伝わらない…と感じる理由とは?②

こんにちは。東京支部の松本です。

今回は前回の続きから書いていきたいと思います。

*前回の詳しい内容はこちらのブログをご覧ください

前回のブログでは「私のこと(気持ちや考え)を全然わかってくれない」ということがどのようにして起こるのかついて「自己表現」という視点から捉えて、自己表現には3つのタイプがあると説明しました。

①非主張的(non-assertive)自己表現

②攻撃的(aggressive)自己表現

③アサーティブ(assertive)な自己表現

前回は①非主張的自己表現について書いたので、今回のブログでは ②攻撃的自己表現と ③アサーティブな自己表現について取り上げて行こうと思います。

攻撃的自己表現とは

攻撃的自己表現とは、相手のことは無視、軽視して自分の気持ちや考えを一方的に押し付ける自己表現です。

自分の意見が正しいと相手に押し付けるようにして、同意させようとしたり自分とは異なる考えや意見は無視することもあります。

  • 「何も知らないくせに偉そうに言うんじゃない」
  • 「黙って聞きなさい」
  • 「言うことだけ聞いていればいい」

このような自己表現は、結果として意見は通るため、本人は満足かもしれません。しかし、周囲からは自分勝手な人に見えたりして孤立することもあります。

誰にでも攻撃的自己表現をする可能性はあります。特に、権力や権威のある立場の人、役割や年齢が上の人は立場の弱い人に対して攻撃的な自己表現を無意識にしてしまう傾向にあります

アサーティブな自己表現とは

自分も相手も大切にする自己表現です。

具体的には、まず自分の気持ちや考えを捉え、それを正直に伝えます。そして伝えた後に、相手の反応を受け止めようとするところまでがアサーティブな自己表現です。

このような自己表現をアサーションといいますが、アサーションでは相手も同じように自己表現することを前提としています。

そのため、自分の思いが伝わったとしても「思い通りに進むとは限らない」ことを前提としたコミュニケーションとなっており、意見が合わない時の歩み寄りを大切にしています

自分の気持ちを分かってくれないと感じたときには

以上3つの自己表現のタイプについて挙げていきました。このブログを読んでいる皆さんも状況や相手によってこの3つのタイプを使い分けているかと思います。

ですので、相手に対して「どうして自分の気持ちをわかってくれないの?」と感じた時には、

①自分の気持ちや考えを捉え、それを正直に伝えてみようとする

②伝えたら、相手の反応を受け止めようとする

③相手自身の気持ちもあるため、すれ違いが生じる可能性があることを前提に置く

④意見が合わないときはお互いに歩み寄る

以上の4つを意識してみると100%とは言えないまでも、自分の気持ちを伝えることに繋げられます。

もちろんいつどのような状況でも、アサーティブな自己表現を行うというのは難しいかもしれません(私もなかなか実践できないときがあります)。

ですのでまずは自分がどんな状況や相手に対して上手く自己表現できないのか気づくことから始められるといいですね。

その気付きも1人だけだと大変なこともあります。その場合は、私たちカウンセラーも一緒に考えていきますのでお気軽にお声掛けください。

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(*1) 平木典子(2012),アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法,講談社