お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート子供の心理学

学校行事に参加するか迷っている・・・そんな子どもへの関わり方とは?

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

2学期がスタートし、お子さんのご様子はいかがでしょうか。

学校行事が増える学校も多い2学期。

今回は、あるAくんの事例をご紹介したいと思います。

「体育祭に参加するか、どうしよう・・・」

中学校3年生のAくんは、

中学校2年生のころから学校をお休みすることが増え、

3年生になってからは、週に1~2日ほどのペースで学校に登校していました。

学校の中ではAくんは常に、

「この人は自分をどう思っているかな」「いま自分は正しい行動ができているかな」といろいろなことに思考を巡らせており、

エネルギーをずっと使っていて疲れてしまう・・・ということが多いお子さんでした。

そんなAくん、夏休み前からたびたび

「2学期にある体育祭に参加するかどうしよう・・・」

という迷いをおうちやカウンセリングの中でお話するようになりました。

Aくんの迷い

●中学校最後の体育祭だから参加したい気持ちがある

●でも通常授業のとき以上に疲れてしまうことを想像すると怖い

●クラスメイトや先生は「ぜひ参加してほしい!」と期待してくれている

・・・

と、Aくんは悩んでいる気持ちをお話してくれました。

親御さんもその気持ちを理解して受け止めながら、

背中を押してあげるべきなのか、「お休みしていいよ」と言ってあげるべきなのか、非常に悩まれていました。

Aくんが決断するために

親御さんとしては、「せっかくの行事だから、参加をして楽しんでほしい。」という気持ちが強かったのですが、

「親に言われたから参加した」とAくんが認識してしまうと、

もし参加できたとしてもAくんの「がんばった!」という成功体験として残りづらいのではないか、というお考えもあり、

「たくさん悩んででもAくんが最終的に決める」ことを大切に声をかけていくことに決めました。

周囲は「Aくんが決断するためのお手伝い」というスタンスで、

●いま抱えている不安や怖さを否定せずじっくり聴く

●Aくんが希望する環境調整(例えば疲れたら休む場所があるか等)を先生に確認する

●参加する/しない それぞれの場面において、Aくんはそのときどのように感じそうか、を具体的に一緒にイメージしてみる

などなど、Aくんの迷いに寄り添いながらサポートを行っていきました。

Aくん決断のとき・・・

体育祭の前日まで迷っていたというAくんでしたが、

前日の夜に、急に「明日体育祭行くわ!」と準備を始めたそうです。

親御さんも突然の決断に驚きつつも、「じっくり考えて決められたんだね」と声をかけ、

当日も無事に体育祭に楽しそうに参加ができていたとのことでした。

後日Aくんは体育祭のことを振り返り、

「参加しなかったときのイメージをしたときに、

 例えば周りの子が体育祭の思い出を話しているところに入っていけないな、とか

 終わってから後悔しそうな気がしたから参加する決心がついた」

と教えてくれました。

「すごく疲れたけど、それも想定してたからそんなにダメージはなかったかも」

と、たくさん考えて決めたからこそ、

ストレスも「想定内」と捉えることができて気持ちの負担も少なくできたようでした。

たくさん迷うことがこれからの力に。

子どもが迷っている・悩んでいると、つい周囲としては「こうしたら?」と声をかけたくなりますよね。

ただ、今回のAくんのように、たくさん迷って考えること/自分自身で決めることが、困難を乗り越える力に繋がるのです。

これからみなさんのお子さんが迷う場面も多々あるかもしれませんが、

ご対応方法などに困られた際はぜひカウンセリングにてご相談くださいね。

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