不登校解決現場レポート

自分の“コンプレックス”との向き合い方とは?

こんにちは。
仙台支部の上原です。

皆さんは自身の家庭環境は恵まれているほうだと思いますか?

先日、カウンセリングの中でそういった『自分ではどうにもならない産まれつき持っている部分』についてコンプレックスを持っている子とお話する機会があったので共有してみたいと思います。※本人の許可は得ています。

自分はブサイクで不幸である。

彼女が特にコンプレックスとして持っていたのは容姿の部分でした。本人は自分の顔が大嫌いで『整形したい』とよく口にしていました。少しでも綺麗になろうと化粧や美容用品に対しての関心が高いです。身体醜形障がいなどの診断はありませんでしたが、グレーゾーンだったかもしれません。

しかし彼女と会った人は彼女のことを『ブサイク』と評価する人はあまりいませんでした。実際私はから見ても『少なくともブサイクではないだろう』と思いました。本人と周囲の評価に乖離があり、またその事を伝えても本人は受け入れられません。

彼女の場合、小学生の頃から父親に『お前はブサイクだ』と言われ続けたこと。付き合っていた恋人から『好みじゃないけど本命と付き合えないから妥協で付き合っている』と言われていたこと。これらの要因が大きいことが話から推測できました。

作られてしまった自己認識を覆すのは難しく、彼女自身矛盾した発言をすることもありました。また容姿に対するこだわりが強いせいか、出来ることがあっても『結局ブサイクな私が何をしたって。。。』とネガティブな受け止め方をすることが多くありました。

彼女は自身の考えが歪んでいることも自覚しており、だからこそ余計に容姿どころか心まで歪んでいる、と自己評価がとても低いです。けれど変えられない、と苦しんでいる様子もありました。

皆さんでしたら、このような子にどんな接し方をするでしょうか?

似たような事例に、

・家が貧乏である
・両親が離婚している
・兄弟が自分より優秀だ
・親から愛されていない
・才能が何一つない
・自分は頭が悪い

など、様々な先天的な要素を嘆くケースがあります。それは客観的に見たとき、事実の場合もありますし、事実と違う場合もあります。あえて共通項を上げるとすれば『本人がそうだと思っている』という部分でしょうか。

そうだと思い込んでいる以上、本人たちの中でそれは事実となります。『そんなことないよ』という言葉だけでは中々納得出来ないですし、事実そうだった場合もあります。

本人たちがそういった『自分ではどうにもし難い部分』を持っている時、周囲はどんなサポートが出来るでしょうか。

解決する方法は無数にある

上記のような自己認識を持ったまま生活している人は結構多いかもしれません。コンプレックスを持ちながら、毎日一生懸命生活しているという方々は無数にいます。コンプレックスがあったからこそ、それをバネに成長しているような人もいます。だから必ずしもそれをなくさなければいけないというわけではありません

ただ、本人がそれをなくしたい、と考えたとき。変えることは可能である、ということは知っておいたほうがいいかもしれません。

上で話した子の例で言えば、彼女は変わりつつあります。彼女の場合『視野を広げる』というのが有効でした。

彼女の顔は決してブサイクではありませんが、実際に言われた経験などからそれを払拭できずにいました。しかしお話をしている中で、日本以外の国に目が向いた際、その認識に変化がありました。

・日本ではブサイクと言われるような容姿であっても、海外ではモテることがある。
・日本で受けないようなアジア系の顔立ちをエスニックだ!と評価する文化もある。
・アメリカなど肥満の多い地域では、日本で太っていると見られる人が、まったく普通と評価されている。

彼女にとってこれらは身近見える所だけでは知ることなかった価値観でした。そういった部分を知ることによって『今見えている所だけが全てでない』と気づけたようです。自分を受け入れてくれる場所を探してそこに向かう、という方法もあるのだと思ったそうです。

彼女の今の目標は英語を勉強し、将来的に海外で生活出来るようにする、となりました。風土文化が自分に合う国を探したいとのことです。
もちろんこれが正解かどうかはわかりません。日本で生活していればしなくてもいい苦労も沢山するでしょう。ただ自分なりの目標を設定し、それに向かって進み始められたことはプラス要因として見られると思います。

彼女の場合はそういった方法で自分のコンプレックスや認識を変化させていきました。方法はこれだけではありません。その人自身が納得できる方法や考え方が誰にでもきっとあります。

どうしようもないことにどう向かっていくのか

産まれつき持ってきた要素は沢山あります。先天性の障害や家庭事情、生まれた国や地域、人種や宗教などもそうかもしれません。それらはある意味どうすることも出来ないことです。例えば私が日本ではなく、イギリスに産まれて来たかった!と嘆いたところでどうにもなりません。ですが将来的にイギリスに行くことはできます。比較して日本のほうが優れている部分もたくさんあるでしょう。こういった事柄のほとんどは『今』どうにもならない、というだけの場合が多いです。今どうにもならないことを将来にもずっと引きずっていくのか、変えるために行動するのか。それらは自分次第です。

不登校についても同様に今学校に行けない、行きにくい、というの事実なのでしょう。

それを将来的にどうするのか。

本人の希望や得たいものと合わせて考えていき、これから何をしていくのかに目を向けたいですね。それではまた。

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