子どもが学校に感じる不安③
こんにちは。
東京支部の椎名愛理です。
新年あけましておめでとうございます。年末の慌ただしさから一転、年越し後の数日は皆様穏やかな日を過ごされたのではないでしょうか。
新しい一年を始める前の小休止を過ぎ、最近ではまた忙しい日常が戻ってきましたね。お休み明けで中々心身のリズムが整わない方も多いかと思います。焦らず徐々にお仕事やご家庭と向き合うスイッチを入れていきましょう。

さて、前回のブログでは学校での人間関係づくりに不安を感じていたAさんが、人間関係やコミュニケーションに対して少しずつ自信を持つようになった過程についてご紹介いたしました。今回は学校の中でお子さんが感じる「評価」に対しての不安についてお話しようと思います。
~集団生活の中で避けられない『比較される』というストレス~
私たち大人は仕事をする上で、会社や組織といった集団に属します。個人事業主としてお仕事をされる方も、広く見ると「その業界」に属しているといってもいいでしょう。これと同じように、お子さんたちも学ぶうえで、そして成長するうえで学校という組織に属し、集団生活を送ります。
会社で働いていると、「あの人の方が仕事ができる」「自分の売り上げは同期の中で一番低い」「○○さんは上司に気に入られているようだ」といったように、色々な場面で周りと自分を比較することがありますよね。この比較は、集団に属しているからこそ生じるものでもあります。

同じように子どもたちも学校の中で、テストの点数、友達からの人気の有無、運動が得意不得意、先生に気に入られているかどうかなど様々な観点で他者から比較をされ、また自分自身で人と自分を比較します。
人が集まり、同じ目的に向けて活動している以上、「比較をされること」からは中々逃れられません。
~比較されるストレスと自己肯定感~
カウンセリングの中でも度々、比較されることに対しての不安やストレスについて、お話をうかがいます。
- 私はどんなに頑張っても、クラスの中で一番勉強ができない
- 友達は毎回作品が賞に選ばれて凄い、私は一度しか選ばれたことがない
- みんなおしゃれに気を遣っているけど、私はおしゃれに興味がないし…だからモテないんだ
といったように、お子さん自身が周りと自分を比較して落ち込むことや、テストの順位や成績の分布表などを見て周囲の人と自分の力の差を明確に感じることもあるでしょう。
こうした「比較されること」に大きなストレスを感じるお子さんの場合、学校という集団生活が比較をされる場として認識され、比較されることから心を守るために「学校に行かない」という選択肢を取ることもあるのです。

では、比較されるストレスから心を守るために大切なことはなんでしょうか。一つは自己肯定感です。最近「自己肯定感」という言葉をよく聞くようになりました。自分に自信を持つこと、自分を愛すること、自分を認めることといったニュアンスで使われることが多いですよね。
自分を肯定的に見る力、自己肯定感。この力があることでどのような効果が考えられるでしょうか。
例えば「あの子は運動が得意、私は運動が苦手だけど絵を描くのが得意」といったように、人と比較して落ち込むのではなく自分の良いところに目が行くようになったり「今回のテストでいい点数が取れなかったとしても、きっと次のテストでは挽回できるだろう」と将来の自分に対して自信を持つこともできるでしょう。
さ次回のブログでは、このような自分を認める力を養ったお子さんが比較されることに慣れていった過程についてお話いたしますね。


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