お子さんの【ちょっとしたサイン(変化等)】とは
皆さん、こんにちは。
不登校支援センター東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
11月も半ばになり、寒さを強く感じる時期になりましたね。皆さん風邪などひかないよう、体調管理に気を付けてまいりましょう。私も体を冷やさないよう、適度に運動がてらいろいろなところに足を運ぼうと思います。

最近のお子さんのご様子はいかがですか?
カウンセリングの中で、多くのクライエントさんからお子さんが「○○し始めた」、または「急に○○しなくなった」など日常の中での小さな変化についてご相談を受けることが多くなってきました。
そこで今回のブログでは、そのようなお子さんの小さなサイン(変化)の意味や、サインがあった際のお子さんへの対応を一緒に考えていければと思います。

どのような変化があるのか
ではそもそもどのような変化があるのか、実際のクライエントさんからお伺いしたお話を下記にまとめてみました。
【親御さんが認識した変化】
- 自分の部屋ではなく、リビングにいる時間が長くなった
- よく笑うようになった
- その日に見たyoutubeやテレビの内容を共有してくれるようになった
- 少しずつではあるが家事や勉強をするようになった
- 近い距離ではあるが、コンビニなどに自分から行くようになった
- 何も言ってはこないが、親御さんの近くにいる時間が長くなった
皆さんのお子さんはいかがでしょうか?おそらくこの中で、みなさんも認識されたお子さんの小さな変化があるのではないでしょうか。
上記の変化はどちらかと言うと、前向きな変化といえるでしょう。飛躍的な変化ではないものの、少しずつ新しいことをし始めた場合もあれば、逆にやっていたことをしなくなったという場合もあります。
このように日常生活の中で、お子さんの行動や言動について注意深く観察することで、そのような変化に気づかれることも増えてくるでしょう。
ではその変化にはどのような意味があるのか、一緒に考えてみましょう。

ちょっとした変化が持つ意味とは
そもそも変化をもたらすきっかけには様々な要因が関係していると思われます。家族や友達の関係性の中で心が動く何かがあったのかもしれませんし、自分自身の中で目標を持ち、自分を変えるために新しい行動を執るなど様々だと思います。
みなさんが日々の生活の中で、新しいことを始めたいと思われた時、どのようなきっかけがあったでしょうか。少し振り返って想像してみていただければと思います。
私がカウンセリングの中で様々なご家庭とお話をしていると、「親御さんへのメッセージ」がきっかけとなり、多くのクライエントさんに変化が起きていったように感じます。
お子さんは日々、ご両親に対して伝えたいことがありながらも、素直にそれを話せるかどうかは非常に難し場合もあります。そのため、実際に言葉で伝えるというという選択ではなく、行動(非言語)で表現するということも多くあるのです。
実は相談したいことがあるのかもしれませんし、自分の前向きな気持ちを見せたいと思っているかもしれません。
ここで大切な事は、前向きな行動を執っているから、気持ちも上向いているとは限らないということです。お子さん自身が不安やストレスを感じている、そういった状態を相談できず、むしろ強い自分を見せないとと焦る気持ちが前向きな行動を促す場合もあります。
ではそのようなお子さんがもたらす変化について親御さんはどのように対応すればよいのか、一緒に考えていきましょう。

お子さんのちょっとした変化への対応について
ここからは、お子さんへの対応についてお話をしようと思うのですが、先ほどお伝えしたようにお子さんは気持ちを親御さんに伝えたいと思っていても、それを言語化して伝えることを億劫に感じてしまう場合もあります。
そのため対応として大切な事は、「親御さんからのアプローチ」になります。
例えば親御さんから話をかけてみたり、話すことが難しい場合は手紙を渡してみたり、またお子さんがしている行動を一緒にしてみたりなど、親御さんから手を差し伸べていただけたらと思います。
その親御さんの行動を通して、お子さんの気持ちが少しずつ動き、自ら気持を伝えるきっかけとなっていきます。そして、自らの気持ちに気づいて欲しいお子さんは、日々色々な方法で気持を表現しようと行動していきます。
お子さんのちょっとした変化を受け止め、新しい親子のコミュニケーションをぜひ作ってみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
お子さんとの関わりの中で、少しでも不安なことやご相談されたいことがございましたら、お気軽に【 初回面談 】を受けていただければと思います。
センターで皆さんをお待ちしております!



関連ワード: コミュニケーション , 不登校支援センター東京支部 , 会話ができない , 周囲がしてあげられること , 変化 , 変化のきっかけ , 対応 , 行動 , 親子の会話







