【再編集】スマホやゲームが依存・中毒化している子どもへの対処法とは?
こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子大貴(しょうじだいき)です。
皆様、お身体や心の状態など、お変わりないでしょうか?
心身ともにくれぐれもお気を付けて頂き、何かあれば相談して頂ければと思います。
さて、長期休み明けは不登校支援センターに相談に来られる方が増える時期です。「とりあえず、相談に来ました」という方も多くいらっしゃいます。子どもの変化を感じた場合、どんなにささやかなことであっても、一度お越し頂ければと思います。

今回のブログは「スマホやゲームに依存・中毒化している子どもへの対応」についてです。
スマホやゲームに熱中する子どもは本当に多いと思います。当センターに来られる親御さんの中にも「子どもがスマホやゲームの中毒なのではないか?」と疑われて相談に来られる方が多くいらっしゃいます。昨今では大人でもスマホゲームの課金問題があり、社会問題として考えていくべきかもしれませんね。
今回はまず、スマホやゲームに熱中する人の心理を説明致します。
スマホやゲームに熱中する人の心理とは?

スマホやゲームに熱中する人のことを、「ゲーム中毒」や「病気」、「障害」といった見方をする人も少なくないのではないでしょうか?しかし、中にはやり過ぎないように自制しながらであったり、真剣に真面目に趣味のひとつとしている方も居るので、その様に括りつけるのは難しい問題ですよね。
特に自分の子どもをその様に「中毒」「病気」「障害」などと見るのも見られるのも、親御さんとしては複雑な思いになられると思います。
では、実際にスマホやゲームに夢中になっている人の心理はどのようなものなのでしょうか?
①スマホやゲーム以外にやることが無い場合

一つ目はスマホやゲームをやる以外の目的が無い人の場合です。
実際に熱中している様に見えて、実際に良く顔を見たら何だが寂しそうな感じがある場合、それは暇をつぶすための手段として使っている可能性があります。
その状態で「ゲームやスマホばっかりして!少しは勉強しなさい!」と言ってしまうと「この人は私の気持ちが分からないんだ」と距離を置いてしまうことがありますので言葉には注意が必要です。
②スマホやゲームをとても楽しんでいる場合

二つ目がスマホやゲームに対して凄く楽しんでいる場合です。
よく、食卓を囲んでいる際の子どもとの会話で、親御さんとしては
・ゲームやスマホの話よりも学校の話が聴きたい
・ゲームの話題にはついて行けないから出来れば避けたい
と思ったことがあるのでは無いでしょうか?
しかし、本人にとってはゲームやスマホの話はとても重要な話であり、その話を通して“自分自身を認めて欲しい”という目的が隠れています。そこで「その話よりも別な話」と切り替えてしまうと、受け入れられていないと感じ、知らず知らずに溝が出来てしまうケースもあります。そうならないためにも、分からなくても、子どもの話をしっかり受け止めることを意識することが大切です。
実際に不登校になる前にゲームが好きになり、「プロを目指したい」と将来の目標が出来たことで復学を目指せるようになった子どもも居るんです。
③スマホやゲームが趣味の範囲の場合

三つ目はスマホやゲームが趣味の範囲で楽しんでいる場合です。
親としては「もう少し別なことをして欲しい」と思っている方も居ると思います。しかし、本人にとっては趣味の範囲で楽しんでいるので、普段のストレスをそこで解消して、良い気分転換にしているのです。
ここで仮に、親御さんが子どもの為にと思ってスマホやゲームを取り上げてしまうと、結果的に子どもをコントロールすることに繋がってしまう恐れがあります。その場合、親子の関係性が難しくなるケースが多くあります。
本人の意思に任せることも、子どもの状況によっては大切になってくるのです。
スマホやゲームの取り扱いに困ったら先ずは相談を!
しかし、親御さんとしてはゲームやスマホに熱中していることをそう受け止めればいいのか、悩まれることと思います。
子どもがゲームやスマホをやり過ぎてしまうことに対して、何もせずに容認しすぎてしまい、不登校になるケースは非常に増えています。親としてよかれと思う対応でも、その子どもにとって適切かどうかは、子どもの状況によって様々なんです。
実際に子どもの状況で、どんな目的でそのゲームを行っているかは、親と子という近い距離だからこそ分からないことがあります。
私達、不登校支援センターでは親御さんのみのご相談も受け付けておりますので、お気軽に、相談にお越しください。当センターの利用がはじめてという方は、まずは初回無料面談で、子どもの現状を共有させて頂ければと思います。
みなさまの不安が少しでも軽くなり、一歩進みだせるよう支援させていただきますので、心よりお待ちしております。









