お悩みの親御様へ

勉強をしない子どもが変わる為に必要なこととは?①

こんにちは。

不登校支援センター 横浜支部の庄子大貴です。

今回は不登校支援をしている観点から、子どもの勉強についてお話をして行ければと思います。

勉強をしたくない子どもの理由とは?

こちらにご相談に来る親御さんや子どもたちからは勉強に対してのご相談も多くあります。勉強をさせたい「親」、勉強をしたくない「子」という関係は不登校に限らずあるのではないでしょうか?

私も塾講師や家庭教師、学校の教師をしてきた経験もあり、勉強を教えることを仕事にしてきました。今でも、機会があれば、子どもたちに勉強を教えております。

その中で、勉強をしたくない子どもの理由とは

・勉強する意味が分からない。

・勉強が難しいからやりたくない。

・勉強よりもやりたいことがあるからやりたいと思わない。

など、様々な理由が挙げられます。

この3つの理由でもそれぞれ子どもの主張に違いがあることにお気づきでしょうか?理由によって、対応の仕方や接し方も変わってきます。こちらについてお話をさせて頂ければと思います。

勉強する意味が分からない。

不登校の子どもに限らず、最近の子どもに多い理由では無いでしょうか?特に、大人の意見としては

・勉強することに意味を持つ必要があるのか?

・勉強に意味を考えたことは無い。

・子どもがやるべきことの一つ。

など、勉強に意味を深く持つことは無く過ごしてきたと思います。私も学生時代、そこまで深く勉強に対して考えたことは無かった為、今の子どもたちの問いかけに困惑をしました。

ただ、よく巷でも言われますが、「昔と今は違う」と認識することが大人側にとって大事な捉え方になります。

その上で、勉強する意味について一緒に子どもと考えることが大事であり、その際の注意点は「正論を押し付けないこと」がとても大切になります。

「正論を押し付けること」は大人側にとって、“時間を短縮する”上で、とても効率的な手段になります。

・勉強は将来の為だから、やらないと良い大人になれない。

・勉強をしないで、どう生きていくつもりなのか?

・勉強をしないのは良くない人になる。

など、勉強を正当化することで、子どもの意見を聴く隙を与えないことがあります。子どもは当然大人に逆らえないですし、間違ったことを言われていないことも分かる為、「何も言わない、何も言えない」心理になり易いです。また、大人にとっては時間が無い中で話をすることが多い為、なるべく時間を掛けたくないと思い“、正論”で対応してしまうことが多く、これが子ども勉強の意欲を奪ってしまう原因になることが良くあります。

正論で話す前に子どもの意見を“聴く”ことをお勧めします。

子どもに勉強をして欲しいときこそ、先ずは子どもの意見を聴いて頂く中で、何に引っ掛かっているかを聴いてあげることが大切です。

大人側としては忙しい時間を割いて対応することになりますが、子どもの心を育てる上で、その時間に合わせた対応が一番に必要となります。

また、間違ったことを言っていないのは確かですが、経験を積み切れていない子どもたちにとってはそれが確実なものとしては当然捉えられていません。

挑戦する気持ちを育てる上で、大人が聴く姿勢を見せることも一つの教育になります。

次回も「勉強をしない子どもが変わる為に必要なこととは?」について、お話をしたいと思いますので、是非ご覧下さい。

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