「宿題終わっていないから行きたくない」とは…
こんにちは。
不登校支援センター東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
8月について考えていきましょう!
8月に入り、暑さも本番を迎える季節になりましたが、皆さんは体調を崩されていませんか?
適度な水分補給を行い、お身体をご自愛くださいね。
お子さんは夏休み期間に入り、部活、勉強、遊びに全力を注がれていますか?
私も子どもの時の方が「夏休み」を特別なものとして捉えていたと思います。
プール、海、盆踊り、花火、田舎への帰省等、楽しいイベントが盛りだくさんです!
ただ嫌いなものもありまして…
それが毎日参加しなければならないラジオ体操と夏休みの宿題でした…
ラジオ体操はとにかく早く起きなければいけないことが憂鬱で参加したくありませんでした。
夏休みの宿題はとにかく取り掛かることに時間がかかる子どもだったように思います…。
「宿題が終わっていない」 = 学校に行かない理由?
みなさんはお子さんから「宿題をしていないから学校に行きたくない!」と
言われたことはありますか?
私もカウンセリングをしている際に親御さんから「こういう風に言われたがどうしたらよいか?」
という質問をよく受けることがあります。
確かに夏休みは特に宿題の量が多く、終えるためには時間を確保し、モチベーションを上げながら
挑まなければなりません。
ですが、お子さんは本当に「宿題が終わらないから」という理由だけで休みたいと思いますか?
カウンセリングをしているお子さんの中には確かに宿題が終わらないことが行きたくない
一つの原因になっている可能性もあります。
しかし、その真意について触れていくと「宿題」以外のことにお子さんが悩まれている
ケースもあります。
ではどのようなケースがあるのかまとめてみました。
- 休み明け、同級生・先生に会うことが緊張する…
- また色んな人に気を遣わなければいけない…
- 勉強、部活についていけるか不安…
- 自分の気持ちを伝えられない…
このように宿題が終わらないという真意にはお子さんが抱く学校に対する不安が隠されている
ことがあるかもしれませんね。
自分の「学校に行きたくない!」という気持ちを素直にご両親に伝えることができない…
なので「宿題が終わっていないから学校に行きたくない!」と言葉を変えて伝えてこられます。
お子さんからのSOSサイン
先ほどお伝えしましたように、お子さんが親御さんに対して「学校に行きたくない!」と
直接伝えることが難しい場合があります。
親御さんに対して心配をかけたくない、本当に行きたくない理由が言いづらい等、
様々な気持ちが錯綜しなかなか素直になれない可能性があります。
なので「学校に行きたくない!」というお子さんの言葉はお子さんからのSOSサインかもしれません。
POINT☝
「宿題が終わっていないから行きたくない」 = 行きたくない気持ちを理解して欲しい!
夏休みが終わりに近づき、お子さんからもしこのように言われた際に、宿題が終わっていないから
怒るのではなく、本当にそれが学校に行きたくない理由か否かを考えることが大切です!
まずはお子さんの気持ちを全面的に聴いていただければと思います。
するとご両親が初めて知る何かがあるかもしれませんよ。
長期休み中で少しでもご不安に思うことや相談されたいことがございましたらお気軽に
初回面談を受けてみてください。一緒に新学期に向けて準備していきましょう!!
センターでお待ちしておりますね。
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